韓国警察庁、10月まで「交通事故保険詐欺」集中取り締まり(画像提供:wowkorea)
韓国警察庁、10月まで「交通事故保険詐欺」集中取り締まり(画像提供:wowkorea)
韓国警察庁国家捜査本部は、4月3日から10月31日までの7か月間、交通事故保険詐欺犯罪を集中的に取り締まると2日明らかにした。

警察は、過去2年間集中取り締まりを通じて、計3924件の交通事故保険詐欺を摘発して4130人を検挙(拘束132人)した。特にソウル市マポ(麻浦)警察署交通犯罪捜査チームは、2019年11月から2年間、全国交差点などで車線変更車両などを対象に、218回故意的に衝突し、保険金約16億ウォン(約1億6258万円)を奪った被疑者144人を検挙し、そのうち11人を拘束した。

これに警察は、全国交通犯罪捜査157チーム587人を「交通事故保険詐欺専担」チームに指定し、取り締まり範囲を拡大することにした。 △故意の交通事故 △交通事故後誇張報告 △病院・整備所など虚偽△誇張保険金申請 △故意事故後直接示談金をだまして奪う類似犯罪△未遂犯罪まで拡大して保険詐欺根絶を目指す方針だ。

また、各地方自治体や道路交通公団などの関連機関と協力し、保険詐欺が頻繁に発生する場所に対する環境的原因を分析し、監視カメラの追加設置や交通施設の改善なども並行する計画だ。

この他、被害保険金支給口座を迅速に凍結し、犯罪収益金を積極的に没収・追徴するなど、保険金還収も支援する。また、保険金詐欺にあった運転者(保険加入者)が支払う医療費などと行政処分(罰点)を戻すなど、実質的被害回復に努める予定だ。

警察庁関係者は「交通事故保険詐欺は、被保険者である一般国民の保険料割増を誘発し、経済的負担を加重させ、故意の交通事故で生命・身体の安全まで脅かすなど、社会問題となる深刻な悪性犯罪」とし「誰もが交通事故保険詐欺の被害者になる可能性があるため、反社会的犯罪の早期根絶に向け、積極的な通報を呼び掛ける」と述べた。

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