FCソウル祝賀ステージに歌手イム・ヨンウン登場でスタジアムが超満員、麻浦区長が「特別警備体制」を指示

人気歌手イム・ヨンウンが、FCソウルの祝賀ステージに登場。これを受けて、ソウル・マポ（麻浦）区長が「特別警備体制」を指示した。イベント前から多くのサポーター、ファンや集まりスタジアムがごった返したからだ。

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　ソウル市麻浦区は去る8日、麻浦警察署と共にソウルワールドカップ競技場付近に対する「特別安全管理対策」を実施したと10日、明らかにした。

　麻浦区が特別安全管理対策を実施したのは、歌手イム・ヨンウンの祝賀イベント開催を聞きつけて、多くのファンがスタジアムに押し寄せることが予想されたためだ。実際、イム・ヨンウンの公演が行われた「FCソウル」対「テグ（大邱）FC」の試合当日、ソウルワールドカップ競技場には4万5007人が入場。これは、新型コロナウイルス感染拡大以降、プロスポーツ競技での最多観衆記録で、かつ有料観衆の公式集計を開始した2018年以降、最も多い観客数となった。

　これに伴い、麻浦区はFCソウルの試合が行われる前の午後3時から午後7時まで警備員およそ60人を配置。加えて、先月23日に締結された「安全麻浦ホットライン構築のための業務協約」に従い、麻浦警察署との合同点検を実施した。

　パク・ガンス麻浦区長は「多くの人々が集まると予想されるイベントが麻浦区で開催されると聞き、警備員（安全要員）を配置するなど、緊急特別安全管理対策を推進することになった」とし、「今後も麻浦区民の命と財産を守り、安全に責任を持つために最善を尽くす」と述べた。

　一方、イム・ヨンウンが登場したFCソウルのイベントには多くのファンが集まったが、事故は発生せず無事に終了。何より、「最後まで観戦してほしい」というイム・ヨンウンの呼びかけにファンが応じて、ステージが終了してもファンは席を立つことなく、試合が終わるまで落ち着いて行動したため事故を防ぐことができたという。また、試合後もイム・ヨンウンのファンが率先してゴミ拾いをするなど、最後までマナーの良い観戦で話題になった。