食品医薬品安全処が、SNSで食品及び化粧品を虚偽・誇大広告して販売したインフルエンサーたちを大量に摘発した。

 食品医薬品安全処は20日、インスタグラム(Instagram)などのSNSで食品・化粧品を販売するインフルエンサー84人のアカウントについて特別取り締まりをした結果、64.3%に当たる54人のアカウントで虚偽・誇大広告などの不法行為を確認したと発表した。

 食品医薬品安全処によると、点検対象掲示物383件のうち232件が法律上、認められていない不当広告であることがわかった。

 韓国の食品などの表示・広告に関する法律によると、一般食品を「成人病予防に役立つ」、「不眠症に最高」などの表現で疾病予防と治療に効能があるように広告してはならない。 一般食品を「ダイエット」、「免疫力」などに役立つ健康機能食品と誤認させる広告も禁止される。

 しかし、今回摘発された不当広告のうち、最も多い事例(67件)は「アトピー発生緩和効果」「脱毛防止」など一般食品広告に使えない疾病治療効果を前面に出し、「もう体重2キロ減りました」などの誇大広告で消費者を惑わせた。

 化粧品の場合も「肌再生までケア」、「ニキビ跡がなくなりました」のような文句で医薬品と誤認させたり、化粧品の範囲を外れて広告した文句を使用したケースも数十件摘発された。

 食品医薬品安全処はこれらの掲示物の削除と遮断を要請し、行政処分と捜査を依頼した。

 食品医薬品安全処の関係者は「SNSでは多様な情報を自由に得ることができるが、不当広告に簡単に露出される可能性がある」とし「オンライン広告点検を継続して強化する」と述べた。

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