チョンセ詐欺被害者、引っ越さなくても「低金利融資」が可能に=韓国(画像提供:wowkorea)
チョンセ詐欺被害者、引っ越さなくても「低金利融資」が可能に=韓国(画像提供:wowkorea)
今後、市中銀行のチョンセ(伝貰、多額の保証金を一括で預け入れる賃貸方式)資金融資を受けたチョンセ詐欺の被害者が、引っ越しをせずに継続して居住する場合にも、低金利の融資に変更できるようになる。

 韓国国土交通省が2月に発表した「チョンセ詐欺予防および被害支援策」の後続措置として、24日からウリィ銀行が住宅都市基金の「チョンセ詐欺被害者貸還貸出」を始めると21日に明らかにした。

 当初、5月から実施する予定だったが、ウリィ銀行が電算の改編が終わったため、融資を早めた。

 これまでは、チョンセ詐欺の被害者が他の住宅に引っ越す場合に限り、住宅都市基金がチョンセ資金の融資を支援していた。そのため、職場や学校の問題などで引っ越しできない場合は、融資を受けられなかった。

 しかし、今後は従来の住宅に住み続けても、年間所得7000万ウォン(約700万円)以下などの条件を満たせば、金利1.2%~2.1%、2億4000万ウォン(約2400万円)まで融資が受けられる。

 ウリィ銀行をはじめとして、5月中には国民・新韓・ハナ銀行・農協なども融資を始める予定だ。

 ウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相は、「民間の高金利チョンセ融資で、経済的困難が悪化した被害者の負担を少しでも減らせるだろう。今後も被害回復のために最善を尽くす計画」と述べた。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 104