スクールゾーン死亡事故、飲酒運転によるひき逃げがなぜ無罪?…検察が控訴=韓国(画像提供:wowkorea)
スクールゾーン死亡事故、飲酒運転によるひき逃げがなぜ無罪?…検察が控訴=韓国(画像提供:wowkorea)
いわゆる‘カンナム(江南)スクールゾーン飲酒運転事故’の1審判決に検察が1日、量刑不当を理由に控訴状を出した。

ソウル中央地検公判3部は、子ども保護区域(スクールゾーン)を飲酒運転し、小学生をひいて死亡させた容疑(特定犯罪加重処罰法上の逃走致死など)を受けているA被告(40)に懲役7年と共に一部の容疑に無罪を言い渡した1審について控訴した。

A被告は昨年12月2日の昼、ソウル市江南区オンブク(彦北)小学校のスクールゾーンを泥酔状態のまま、スポーツ用多目的車(SUV)を運転して下校していた小学生(当時9歳)に衝突し、現場を離れて死亡させた容疑で拘束起訴された。

当時、A被告の血中アルコール濃度は0.128%で免許取り消しレベルだった。

1審で検察はA被告に懲役20年を求刑したものの、裁判所は罪質が良くないとしながらも「刑事処罰の前歴がなく、がんの闘病中である点、遺族は受領に否定的だが3億5000万ウォン(約3694万円)を供託した点などを考慮した」として懲役7年を言い渡した。

A被告が事故直後、現場に走って戻ってきた点、一部救護措置を取りながら目撃者に「119に通報してほしい」と要請した点が認められるとして、ひき逃げ容疑は無罪と判断した。

検察は「A被告がすぐさま救護措置を取らずに現場を離れ、スクールゾーン内の飲酒運転による子どもの死亡事故には、より一層厳重な処罰が必要だ」と控訴理由を説明した。

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