『冬のソナタ』　冬ソナ作家が書き下ろした新作小説でよみがえる

日本での放送から5年、脚本家のキム・ウニ、ユン・ウンギョンの2人が日本のファンのために新たに書き下ろした新作として『冬のソナタ』が帰ってくる。今回の主人公はチュンサンとユジンではなく、サンヒョクとチェリン。ドラマではあまり描かれることのなかった2人の感情にスポットをあて、日記という形で二人の目線で、もうひとつの『冬のソナタ』が展開していく。

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『冬のソナタ』はチュンサンとユジンだけの初恋物語ではなく、サンヒョクとチェリンにとっての切ない恋物語でもある。幼なじみとしてずっと思いを抱き続けてきたサンヒョク。転校生に恋心を抱き、その後、留学先で似た人に出会い恋に落ちたチェリン。2人にも初恋の人に対する切ない思いがあり、また、数々のエピソードがある。

ドラマでは高校時代にチュンサンがいなくなった後、いきなり大人になっていくが、そこに至るまでには様々な出来事があった。この本ではドラマでは描かれなかった、そんな空白の時間のエピソードがふんだんに盛り込まれている。サンヒョクとユジンが大学時代や兵役時代にどのように愛をあたため婚約を決意するに至ったのか、チェリンとミニョンは留学先でどのように出会い、恋に落ちたのか。ミニョンとユジンの急接近に対して、サンヒョクとチェリンはどのような思いを抱いたのか…。

放送時間の問題で、サンヒョクやチェリンの切ない感情までは充分に描くことができなかったという脚本家の2人が、丹念に書き上げた『冬のソナタ』最終章。すべての『冬のソナタ』ファンに捧げる。

【概要】
『新・冬のソナタ～サンヒョクとチェリンの純愛日記～』上・下巻
2008年5月30日発売
定価　1400円＋税
四六並製
発行:ランダムハウス講談社