SUPER JUNIOR-T(写真提供:PROMAX)
SUPER JUNIOR-T(写真提供:PROMAX)
日本と韓国の、それぞれの国で支持されているアーティストの紹介と、文化交流をコンセプトに企画されたアジアソングフェスティバル〈日韓POP FESTIVAL 2008〉が、昨年に引き続き、渋谷C.C.Lemonホールにて、12月11日と12日の2日間に渡り開催された。

PARAN の最新ニュースまとめ

(財)国際文化産業交流財団、理事長シン・ヒョンテク氏の「両国の文化交流と、大衆文化の発展を願う」挨拶で始まり、トップバッターは、韓国のみならず、活動の範囲をアジア全域に広げ、第17回ソウル歌謡大賞韓流特別賞を受賞したPARAN。白いジャケットにベージュのパンツスタイルの爽やかな衣装で登場し、デビューアルバムのタイトル曲「初恋」を日本語で披露すると、会場のファンから名前を呼ぶ熱いコールがあがる。「僕の中で」、第3集のタイトル曲「Don't cry」も日本語で披露。「会う度に日本語が上手になっていますね」と、司会者の古家氏が問いかけると「まだまだです」と照れた様子でNEOが日本語で答える場面も。「ONCE」「俺だけを俺だけ」「YOU」のアップテンポなナンバーでは、メンバー自身がステージから客席に降りて、ファンとのコールレスポンスを繰り返し、会場を多いに盛り上げた。今後の活動としては、リーダーのライアンは、ミュージカルの出演を控えており、09年には待望の第4集アルバムのリリースも予定していると発表した。

オペラとポップスが融合したポップペラの国際的なボーカリストとして活躍している、今回の出演者中、紅一点のローズ・ジャン。今回が日本での初ステージだと語り、その歌声で会場を魅了した。「Don't Cry For Me Argentina」、ミュージカル『CATS』の名曲「Memory」と続き、少し早いクリスマスソング「O Holy Night」を披露した。

韓国へ渡り大衆文化の発展に貢献してもらいたい、という願いと共に紹介された日本のアーティストは、LUNA SEAのコンポーザー、ギタリストとして活躍したSUGIZO。今回は、シャーマニック・エレクトロニカ・ユニット“S.T.K”として参加した。環境活動にも積極的に参加している彼は、曲「ROKKASHO」に、その想いを込めて披露する。SUGIZOの奏でるエレキ・ヴァイオリンの優艶な音と、民族楽器、パーカッションニストには外国人メンバーを入れ、ワールドワイドに活躍する彼らしいステージとなった。

イベント第1日目のラストを飾るのは、韓国の代表的な国民グループである“god”のメンバーとしてデビューし、グループの活動休止後、ソロとして活躍している人気歌手ソン・ホヨン。先日リリースしたばかりの第2集『Returns』のタイトル曲「I Know」のリミックスバージョンを、ダンサー4人と共に披露。この前日に韓国で行われた〈ゴールデン・ディスク大賞〉で人気賞を受賞し、受賞式に参加した彼は、風邪で体調を壊してしまい、来日した時には、ほとんど声も出ない状態だったという。終始、申し訳ないという気持ちを語りつつも「記憶という蟹」「小さいかばん」と続き、「気分のいい想像」では、サビの部分を「甘いキスしてあげる」と日本語に変えて歌い、ファンを余計に熱狂させた。最後の曲、godのメドレーでは、会場中がジャンピングをして盛り上がるなか、この日は終演となった。

イベント2日目のトップバッターを飾るのは、〈ASIA POP FESTIVAL 2008〉で新人賞を獲得した、多国籍グループU-KISS。新人グループながらも、何度か来日公演をしている彼等は、すでに日本のファンも獲得しているグループだ。赤と黒をベースにした若々しいスタイルで登場し「YOU & I」を披露すると、曲に合わせた掛け声もあがる。スローテンポなポップソング「As long as you love me」、デビューミニアルバムのタイトル曲「子供じゃない」を披露し、特別なプレゼントとして、Boyz II Menの曲「End Of The Road」のコーラス部分をアカペラで披露した。もうひとつのプレゼントとして、この日、誕生日を迎えたファン2名をステージに呼び、バースデーソングを歌い、サイン入りCDとメンバーからのハグを差し上げた。ダンスナンバー「Give it to me」を歌いあげ、惜しまれる歓声のあがるなか、ステージをあとにした。

続いて登場したのは、平均年齢24歳、メンバー全員が絶対音感を持つ、日本のボーカルグループjammin'Zeb。〈東京JAZZ〉等のジャズフェスティバルに出演している彼等は、黒いスーツに白いシャツと清潔感溢れるルックスで登場し、曲「You've Got A Friend In Me」をアカペラで、ポップソング「When I Fall In Love」を披露し、ボーカルグループとしての実力をみせつけた。続いて、クリスマスソング「Carol Of The Bells」もアカペラで、「You Raise Me Up」等を披露し、そのハーモニーと歌声に会場は酔いしれた。

今年、武道館にて異例の日本デビューイベントを行ったエンタテインメント・ダンス・グループSUPER JUNIOR。グループの4弾目ユニットとして、ファンに幸せを届けるというコンセプトで結成されたSUPER JUNIOR-Happyが登場。会場中に応援カラーの青いライトが輝き、大きな歓声が沸き起こる。会場の全員が総立ちのなか、カジュアルなスタイルで登場したSUPER JUNIOR-Happyの6人。「料理王(COOKING? COOKING!)」のイントロが始まると、熱い声援が投げかけられた。「Happyとしては、初めての日本公演なので幸せです。皆さんも幸せになってくれたら嬉しいです」とリーダーのイトゥクが語り、「それぞれのユニットの曲も日本でCDリリース出来たら嬉しい」と、カンインが付け加えた。カップリング曲「PAJAMA PARTY」も披露した。

この日は、SUPER JUNIORのもうひとつのユニット、トロットを歌うSUPER JUNIOR-Tが続いて登場。きらびやかなタキシードスタイルに着替えたメンバーは、「私のようなものはいないんですか」「始発列車」を続けて披露し、「家族の皆さん愛しています、キム・ヒチョルです」とヒチョルが挨拶をすると、熱狂的な声援が沸き起こる。あわせて「こんなに熱い声援を受けるとは思っていなかったので嬉しい」とイトゥクが御礼を述べた。お笑いコンビ、モエヤンと一緒に歌った曲「ロクゴ」を日本語で披露すると、観客も一緒に歌い踊り、2日間のイベントの最後に相応しい、宴会のような盛り上がりのなか終演となった。(記事提供:PROMAX)
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