脚本、演出を手掛けるのは在日コリアン3世の鄭義信(チョン・ウィシン)氏。「焼肉ドラゴン」は、新国立劇場にソウル市の総合芸術文化施設「芸術の殿堂」が協力して生まれた作品。「芸術の殿堂」が設立20年を迎えるのにあたり開催した韓国初公演(2008年)は、全公演が売り切れになるなど話題を呼んだ。今回は3年前とほぼ同じ役者が登場する。
「焼肉ドラゴン」は関西地方を舞台に、焼肉店を経営する在日一家の暮らしを描いた笑いと涙の物語。鄭義信氏自身の出自が背景となっている。
鄭義信氏は「新たな解釈を加えるのではなく、前回の韓国公演での感覚を再現することに力を費やした」と話す。
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