キム・ソンミン
キム・ソンミン
覚せい剤を使用した容疑で拘束され、1審で実刑宣告を受けた韓国俳優のキム・ソンミンが控訴審で執行猶予宣告を受け、釈放された。

 ソウル高裁刑事6部は25日外国で覚せい剤(ヒロポン)を密輸し投薬、大麻を使用した容疑で拘束起訴されたキム・ソンミンに、懲役2年6か月執行猶予4年と追徴金90万4500ウォンを宣告した。
 
 これと共に「麻薬犯罪は再犯おそれがある」と 2年間の保護観察と薬物治療講義40時間、社会奉仕120時間を命じた。

 裁判所は「麻薬密輸の犯行は我々社会で地位の高い低いにかかわらず、厳しく処罰しているが、被告人は販売や営利目的ではなく自分の投薬だけのために密輸したという点に注目した」とし、「今回、一回に限り機会を与えることにする」と明らかにした。

 続けて、「麻薬犯罪を厳しく処罰しているもこのような機会を与える意味に対して、被告人が深く考えてくれることを願う」と頼んだ。

 淡々とした表情で立っていたキム・ソンミンは執行猶予が宣告されると涙を流した。

 キム・ソンミンは2008年4月と9月、昨年8月にフィリピン・セブ島で現地人から購入したヒロポンを下着や旅行用かばんの中に隠し、仁川国際空港を通して密輸。その後、昨年9月11日から22日まで計4回にわたり投薬し、大麻を吸った容疑で起訴されており、1審は懲役2年6か月の実刑を宣告された。
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