韓国女優シン・ミナ
韓国女優シン・ミナ
3月25日(金)よりTBS「韓流セレクト」(月~金 あさ10:05~11:00)にて放送を開始した韓国ドラマ「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」。去る3月10日(木)東京赤坂・TBSにて、地上波放送の開始を記念した来日記者会見が行われ、女優シン・ミナと制作会社ボン・ファクトリーのムン代表が登壇した。その後、シン・ミナが合同インタビューに応じた。

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 韓国ドラマ「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」は“九尾狐(クミホ)”という韓国の民話上の妖怪を題材にした作品。昨年8月~9月に韓国SBSで放映され大人気を博した。主演はドラマ「魔王」などに出演し、CMでも活躍する女優シン・ミナとドラマ「華麗なる遺産」を通し日本でも人気の高い俳優イ・スンギ。イ・スンギ扮する苦労しらずの大学生テウンとシン・ミナ扮する九尾狐(=ミホ)が繰り広げる涙ありの胸キュンロマンチック・コメディだ。日本でも大ヒットとなった韓国ドラマ「美男<イケメン>ですね」の人気脚本家ホン姉妹の最新作ということでも話題に。また、「パスタ」などで人気急上昇のノ・ミヌや元「Suger」のパク・スジン、「T-ara」のヒョミンらが共演を果たし、ドラマに華を添えている。

 以下は合同インタビューでの質疑応答。

<b>-記者会見でムン代表が「九尾狐役はシン・ミナさんしか考えられなかった」とおっしゃっていましたが、実際にオファーを受けたとき「九尾狐=ミホ」役に対してどんな感想を持ちましたか。</b>

ホン姉妹作家の作品は韓国で絶大な支持を受けており、以前から出演したいと思っていました。「九尾狐」というキャラクターも面白く、ドラマの設定にも新鮮味を感じました。また、女優人生においても新たな経験ができると思い、出演を決めました。

<b>-ホン姉妹は女性主人公を魅力的に描くという特質を持っていますが、実際にヒロインを演じてみて、他の作家と異なる部分はありましたか。</b>

今回の作品も女性主人公である「九尾狐=ミホ」の魅力をどう出せるかがポイントでした。もともと、九尾狐は“怖い”というイメージを持たれている狐の妖怪です。「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」ではそれを覆すまったく新しいキャラクターを作ってくださいました。ホン姉妹はそういう既存のものをうまく打ち破ることで魅力を引き立たせ、視聴者にもそれを感じさせることができる、素晴らしい作家さんだと思います。実際に「既存のイメージを捨て、(500年前の絵の中から現世に来るという設定のもとで)どれもが目新しく映る幼い子どものような表現をしてほしい」と指導を受けました。

<b>-劇中の九尾狐は肉をたくさん食べますが、私生活ではどうですか。またスタイル維持の秘訣も教えてください。</b>

九尾狐ほどは食べられませんが、お肉は大好きです(笑)。ドラマではいい肉を準備してくださったので(笑)、美味しく撮影にも臨んでいました。しかし、後半に入るにつれ、眠れずに顔がむくんでしまっていたので、「肉のせいかな」と思い慎重に控えながら食べていましたね。スタイルに関してですが、規則的な生活をしているとスリムになったと感じます。しかし、撮影中は運動もできませんので太っていくのがわかるんです。健康的な生活を送ることが大切だと思います。

<b>-九尾狐のユニークなキャラクターにおいて、撮影中のエピソードはありますか。</b>

九尾狐のようなキャラクターを演じることに慣れていなかったため、うまくできるのか心配でした。しかし、実際に演じてみたらとても面白かったです。特に何でも口に入れてしまうという癖があり、何を食べても「美味しい、美味しい」と言います。わたしは普通に演じているだけなのに、周りのスタッフが笑ってしまってNGが出たこともありました。序盤の不安が解けた後は、自然と自分自身も楽しみながら子どものように演じていました。わたしには甥っ子がいるのですが、その甥っ子の行動を研究したりもしました。

<b>-韓国のドラマ撮影は過酷だと聞いていますが、どのようにして乗り越えたのでしょうか。</b>

1度ドラマに出演した後はしばらく休むことが必要な程、過酷なのは確かです。「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」でも寝る暇もなく、せりふを覚えられるか不安になったりもしました。そんな状況でもドラマ出演を続ける俳優さんがいらっしゃるのは、それだけドラマならではの魅力もあるということでしょう。大変で辛いこともありましたが、「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」を通して有意義な時間を過ごせたと思っていますし、今後、映画のみならずドラマにも積極的に出演していきたいと感じました。

<b>-「ファッショニスタ」としても有名ですが、九尾狐の衣装にも意見を出されたのでしょうか。</b>

最初の頃の九尾狐はずっと同じ白のワンピースを着ています。これは“現代版九尾狐”を印象付けるという意図があったのだと思います。実際にわたしもワンピースが好きで、後半には私服も登場しています。

<b>-シン・ミナさんが「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」を通して最も伝えたいメッセージは何ですか。</b>

九尾狐は人間ではなく、ある意味疎外されたキャラクターだと言えます。人間は自分たちと違うということで、九尾狐を避け、時には攻撃もします。それは偏見がもたらすものだと思うんです。イ・スンギさん演じるテウンも、最初は「キレイだ」と言ってくれますが、「九尾狐」だとわかってからは「九尾狐は怖いに違いない」とある種、偏見を持って接してくるわけです。その偏見が何をもたらすのか、よくない結果を引き起こすこともあるということを感じてほしいです。また、ミホ(九尾狐)とテウンの愛情、偏見を超えた純粋な愛が描かれています。その中においても「偏見」について、さまざまな視点から考える機会になればと思います。そして、純粋な愛自体にも何かを感じていただけると嬉しいです。

なお、「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」は3月25日(金)にDVD-BOX1が、4月22日(金)にはDVD-BOX2(発売元:TBS/TCエンタテインメント)が発売となる。(C)SBS/「僕の彼女は九尾狐<クミホ>」日本語版製作委員会(TBS/TCエンタテインメント/MBS/TBSラジオ&コミュニケーションズ)

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