ここ3年間ほど、お茶の間から遠ざかっていた俳優アン・ジェウク。2008年のドラマ「愛してる」出演後は、ミュージカルの舞台に立ってきた。彼が選んだ作品「切り裂きジャック」が、5日から3度目の公演に入る。アン・ジェウクは2010年の初演から、主人公のダニエルを演じている。ダニエルは情熱あふれる医師だが、連続殺人犯のジャックとの黒い取引を余儀なくされ、破局へと向かっていく。
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3度目ともなれば余裕かと思えば、「むしろ自信感がなくなって、プレッシャーを感じます」という。前回の公演を見逃し今回訪れた観客に、「思ってたほどじゃなかった」と言われたくない。
「僕がこの世で一番苦手なのが、ダンスです。ダニエルはほとんど踊りませんよ(笑)。『切り裂きジャック』は、幕が下りた後、観客がぼう然としながらもじいんと熱いものを感じてもらえれば」。
今回の公演では、オム・ギフン、イ・ジフン、SUPER JUNIORのソンミンと、合わせて4人が交互にダニエルを演じる。アン・ジェウクはことし40歳、25歳のソンミンとは「おじとおい」ほどの年の差だ。
「見た目は大きな問題ではないと思います。重要なのは情緒。ダニエルが医者として抱いている情熱と純粋さをどう表現するかは、それぞれ異なりますから。でも実際のところ、僕が一番(演技が)うまいですよ(爆笑)」。
下半期(7~12月)にはドラマ出演の計画がほぼ決まっているという。「愛してる」の視聴率が振るわず、一時は精神的に苦しんだと、バラエティー番組に出演した際に吐露したことがある。
「ドラマはほぼ3~4年ぶりですね。僕のなかで、ドラマをやる準備ができていなかったんでしょう。おばさんたちに『最近テレビに出ないの?』と聞かれましたよ。まだ覚えてくれていますかね(笑)」。
ただ、突然のドラマ復帰と騒がれることは望んでいないと話した。久しぶりにドラマに出るんだな、という程度に思ってもらいたい。「僕はミュージカルに出たりしながら、いつもその場所にいたわけですから」。
2000年代の初めに中国や日本でもコンサートを開くなどし人気を博した。韓流ブームの元祖でもある。当時もたくさんのアジアのファンがコンサート会場を訪れたが、「僕は韓国を代表するトップ歌手ではありません。これからの韓国芸能人に備えてください」と話したことを覚えているという。それが現実のものになった今、「感心しているし、誇らしく思います」と、後輩たちにエールを送る。
40代に入ることし、結婚計画について尋ねてみた。
「結婚します、しませんと決めてはいないです。ただ、切実に結婚しなければと思っていないだけで。理想のタイプも毎日のように変わるのでね(笑)」。
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