SMエンタテインメントの李秀満会長=(聯合ニュース)
SMエンタテインメントの李秀満会長=(聯合ニュース)
「エンターテインメントの世界的な競争力を高めるためには企業化が必要であり、また、長期間の訓練と契約があってこそ十分に投資できるということを理解してもらいたいと思っています」――。
 カザフスタンを訪問しているSMエンタテインメントの李秀満(イ・スマン)会長は10日、アルマトイで行われたオーディションの会場でインタビューに応じ、芸能事務所の特殊性について国民に理解を求めた。

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 また、日本や中国などアジア諸国とともにアジアのハリウッドをつくりたいと抱負も語った。以下は一問一答。

――フランス・パリで6月に開催されたSMエンタテインメント所属アーティストによるジョイントライブ「SMTOWN LIVE WORLD TOUR in PARIS」ではK-POPの人気が高かった。反応を予想していたか。
「パリ公演は世界ツアーの一環だった。ジョイントライブはアジアで行ってきたが、昨年初めて米国公演を開催し、ことしはパリでの公演も実現した。欧州のファンが追加公演を求め集会を開くとは思ってもいなかった。予想以上に反応が大きく、韓国国民にも喜んでもらえたのでうれしかった」

――海外のファンがK-POPに熱狂する理由は何なのか。
「世界の作曲家、振付師と直接ネットワークを構築し、10年以上前から作業を進めてきたことが実を結んだのではないかと思う。また、若い歌手らが努力して完成させたとみている。実際、欧州や米国には組織的なトレーニングシステムがうまく整っていない。SMエンタテインメントは、トレーニングシステムを通じ、アーティストを幼い時期から訓練し、攻略した。アジアの長所でありSMエンタテインメントの長所でもある」

――パリ公演の前に所属アーティストの活動の様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」などに公開し、欧州の若者らが動画を見た。新たしい変化といえるが、韓国がインターネット強国だという点がK-POPブームに役に立ったか。
「ユーチューブのSMタウンチャンネルはアジアでもクリック数が最も多いチャンネルだ。パリ公演を機に交流サイトの『フェイスブック』にも公式ページを開設した。インターネットメディアの発展により、世界進出への道を早く切り開くことができたようだ。韓国がIT強国なので、うまく活用した」

――今後の目標は。
「日本、中国をはじめアジア諸国とともにアジアのハリウッドをつくるべきだとみている。実現すれば米ハリウッドよりも大きくなるだろう。アジアのハリウッドが完成したとき、韓国がその中心になっていればと願っている。SMエンタテインメントが最も大きな役割を果たしたいと考えている」

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