韓国映画「アジョシ」のキャスト、公開日、あらすじ
韓国映画「アジョシ」で主演を務めるのは、韓国四天王の一人ウォンビン。ウォンビンが演じるのは、心に闇を抱えながら世間に背をむけて生きる男テシク。鋼のように鍛え上げられた肉体を駆使し、ほぼスタントなしで本格的なアクションを披露している。そしてウォンビン演じるテシクを“アジョシ(おじさん)”と呼び、唯一心を通わせる少女ソミを演じるのは、韓仏合作映画「冬の小鳥」(09)で韓国映画界を驚愕させた天才子役キム・セロン。卓越した演技力でソミの孤独な心を繊細なまでに演じきり、ウォンビンに負けない存在感を示している。監督は「熱血男児」のイ・ジョンボム、本作では脚本も手掛けている。
このたび、主演ウォンビンのオフィシャルインタビューが届いた。
<b>-世界的な評価を経た「母なる証明」から一転、初のアクション映画「アジョシ」に自ら出演を希望されたそうですが、一番の決め手となったのは何ですか。</b>
最初に脚本を読んだとき、まず、物語の面白さにひきこまれたんです。そして、少女のために命をかけるテシクの気持ちに共感できましたし、もともとは他人だったふたりが強い絆で結ばれるストーリーに強く惹かれました。
<b>-本作では見事な肉体を披露して、斧やナイフ、銃まで使った本格的なアクションシーンにも挑戦しています。どのくらいの期間で、どんなトレーニングをしたのですか。</b>
撮影に入る何か月も前から、体作りを含めた本格的なトレーニングをはじめました。今回、テシクは元特殊部隊要員という設定なので、相手をスピーディに一撃で倒す武術をみせる必要があるんです。そのため、フィリピンの「カリ」やインドネシアの「シラット」など、3種類の東南アジアの武術をミックスして、「テシクの武術」という一つのスタイルを作り上げました。アクションシーンの撮影がある日は、現場の合間にも練習をして、全力で演じました。複雑なアクションもあり、過酷なトレーニングが大変な時もありましたが、自分なりにそれを楽しむことができたので、良かったと思っています。
<b>-テシクとソミ(キム・セロン)の絆のストーリーは、本作の重要なポイントですね。ソミを演じたキム・セロンは今、「冬の小鳥」などで世界的に注目される天才子役ですが、俳優として何かアドバイスなどされましたか。</b>
現場でセロンにアドバイスをする必要は全くありませんでした。彼女は「子役」ではあるけれど、すでに深みのある演技ができる、「一人前の俳優」だからです。実は共演するシーンは少なかったのですが、彼女にはとても刺激しました。
<b>-撮影現場で、自ら何かアイデアを出したシーンはありますか。</b>
最初の質屋のシーンにおける、テシクのヘアスタイルや洋服です。リアルさを出すために、現場でスタイリストやヘアメイクさんと打ち合わせをしながら、監督に提案して作っていきました。
<b>-この作品を通して、「是非ここは観てほしい!」というおすすめのシーンは。</b>
男性にはスピーディなアクションシーンが楽しめると思います。女性には、世の中に向かって一人孤独に闘う男と、悲惨な状況におかれても精一杯生きる少女が強い絆で結ばれていく人間ドラマの部分を見て欲しいですね。
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