少女時代=(聯合ニュース)
少女時代=(聯合ニュース)
韓国人気ガールズグループの「少女時代」が3枚目のフルアルバム「The Boys」で、約1年ぶりに国内舞台に復帰する。

少女時代 の最新ニュースまとめ

 「The Boys」はワールドワイドコンセプトで企画されたもので、19日午前零時から米アップルの音楽配信サイト「アイチューンズ・ストア」などを通じ、世界同時にオンラインで配信された。ミュージックビデオも「フェイスブック」、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。

 ユニバーサルミュージックのレーベル、インタースコープ・レコードは来月、「The Boys」のタイトル曲をマキシシングルとして米国で発売する予定で、同アルバムもユニバーサルミュージックが米国のほか欧州、南米などで発売する。アジアを超え、世界で注目されるグループに成長した「少女時代」の人気を実感できる出来事と言える。

 17日にSMエンタテイメントでインタビューに応じた「少女時代」は「久しぶりのアルバム発表で、負担もありましたが、自分たちなりにしっかり準備したため、期待感もあります」と口をそろえた。また、活動再開を待ち望んでいた韓国ファンの前で、より成長した姿を披露したいと意気込みを示した。

 今回のアルバムには強いビートとパワーフルなラップが印象的なタイトル曲「The Boys」や少女時代の特有の明るさを生かした「テレパシー」、日本アルバム収録曲「MR.TAXI」の韓国語バージョンなどそれぞれ異なるスタイルの曲が盛り込まれている。

 この中で断然目立つのはやはりタイトル曲の「The Boys」だ。自信を持ち夢に向かって勇気を出すようメッセージを送っている同曲は聞くだけで、エネルギーが感じられるほど強い印象を残す。「少女時代」は同曲でデビュー後、初めてラップに挑戦。韓国歌謡界でヒットのために欠かせない「Hook(同じ歌詞を繰り返す方法)」も果敢にあきらめた。

 アルバムはワールドワイドコンセプトで企画されたが、「少女時代」というグループのコンセプトは変えていない。「ダンスを真似する海外ファンが多いことから、わたしたちのスタイルを気に入ってくれていると感じました。だから今回もわたしたちのスタイルをそのまま貫きました」と笑顔を見せる。

 代わりに舞台衣装と振り付けでは差別化を図った。これまでは同じ衣装を身に着けたが、今回はメンバーの個性と魅力を生かせるようそれぞれ異なる衣装を着る。ダンスでも男性っぽいスタイルを取り入れた。

 2007年にデビューした「少女時代」は毎日のように新しいグループが誕生するアイドル市場で、トップの座を守ってきた。昨年10月に発表した「Hoot」は年末の音楽授賞式で大賞を総なめにした。日本初アルバムも68万枚の売り上げを記録し、K-POPブームをけん引した。

 成功の秘けつを聞くと、メンバーらは「好きでやっているからではないでしょうか」と答えた。仕事をしていると思ったことは1度もないという。「少女時代」は来月復帰する「Wonder Girls」や「T-ARA」、「Secret」などのガールズグループと競争することになる。しかし、「舞台が楽しい」と話す彼女たちにとって「競争」という言葉は大きな意味がないように思える。
 「多くの方が応援してくださっています。わたしたちも一段と成長した姿で応えたいです。今後、もっともっと頑張っていきます」

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