映画「泥棒たち」のワンシーン=(聯合ニュース)
映画「泥棒たち」のワンシーン=(聯合ニュース)
韓国で1000万人を動員した映画「泥棒たち」(原題)のチェ・ドンフン監督は聯合ニュースの取材に対し、「何が1000万人の観客を引き寄せたかよく分からないが、キャラクターの力が大きかったと思う」と語った。
 同映画は7月25日に公開。今月15日までの22日間で1009万5387人を動員した。
 チェ監督は、「シルミド/SILMIDO」(2003年)、「ブラザーフッド」(2004年)、「王の男」(2005年)、「グエムル~漢江の怪物」(2006年)、「TSUNAMI~ツナミ」(2009年)の各監督に続き、歴代6番目に1000万人以上を動員した映画監督となった。
 デビュー作「ビッグ・スウィンドル!」(2004年)は213万人、「タチャ イカサマ師」(2006年)は685万人、「田禹治」(2009年)は614万人と、ヒット作を連発している。映画の社会的な意味や芸術性よりは、「面白い映画」をつくることに腐心してきた。
 チェ監督は1000万人を突破したことについて、「韓国映画界にとってうれしいことだ。観客が私や俳優、スタッフに大きなプレゼントをしてくれた。その一方でプレッシャーもある」と話す。「1000万人という数字は映画人にとっては非現実的な壁のように感じられる。いろいろな相乗効果が重なったようだ」と喜びを口にした。
 最もありがたい存在には「観客」を挙げた。また「映画はたくさんの人がつくるもので、皆に感謝する。彼らにも(映画が)大切な思い出になってほしい」と話した。
 続編については「これから話しがあると思う。演出者として思案中だが、可能性はあるのではないか」と前向きな考えを示した。

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