韓国ドラマ「美男<イケメン>ですね」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
これは、「韓国の中学生たちとの交流や文化体験を通じて、災害の傷を克服してほしい」とNPO法人日韓文化交流会が推進しているGFSC「希望・夢 韓国の旅プレゼント」として両国の大使館、他多くの諸団体が後援する中、生徒39人・教職員・地元の文化芸術団体を含め総勢80人の韓国訪問が4泊5日の日程で実現した。
震災後、雄勝中学校では、それまで練習していた太鼓が津波で全て流されたため、廃材のタイヤにビニールを貼った太鼓で練習していたが、NPO法人日韓文化交流会では、雄勝中学校に伝承されてきた和太鼓によって、希望と夢をもってもらうべく、昨年雄勝中学校への和太鼓を贈呈し、中学校と地元芸術支援団体と共に三者調印を行い、指導者派遣の和太鼓ワークショップや楽曲の贈呈など、継続的に支援し、生徒たちは鎮魂と復興・感謝の祈りを込め、国内外で演奏をしてきた。
今回の韓国訪問で、雄勝中学校の生徒たちは、震災時に支援の手を差し伸べてくれた「社会福祉共同募金会」や「ソウル市庁」などを訪問し、感謝の気持ちを伝えた。小さな天使達の訪問に、ソウル市長からは、「大変な環境でも挫折せず、たくましく乗り切った皆さんの姿に感動した」と激励の言葉を受けた。
また、いじめのトラウマを太鼓で克服してきた韓国サムジョン中学校の生徒たちとの太鼓演奏交流も行われた。サムジョン中学校に到着すると、サムジョン中学校の生徒たちが駆け寄り、日韓両国の生徒達が協力して一緒に輪太鼓を運搬した。あちこちから、「こんにちは」「はじめまして」の日本語と共に、全校生徒の大歓迎を受け、講堂には一面、生徒達による手作りの歓迎プラカードと伝統うちわが飾られていた。
サムジョン中学校はK-POPをアレンジした太鼓演奏を楽しく披露したのに対し、雄勝中学校は39人の迫力ある気合の入った輪太鼓演奏を披露。一打、一打、魂のこもったタイヤ太鼓の音がサムジョン中学校に響き渡った。子供たちは、互いの素晴らしさを認め合い、一つの太鼓を一緒に叩きながら交流を深める時間を持った。
仁寺洞では、サプライズで登場した「美男<イケメン>ですね」の監督と俳優陣の激励の後、雄勝中学校の生徒たちが、震災後、支援の手を差し伸べてくれた韓国市民へ感謝の気持ちを込めた輪太鼓演奏を披露し、駆けつけた多くのソウル市民から温かい大きな拍手が送られた。また前日に出会い、この日同じステージに立った韓国サムジョン中の生徒たちも、「チング(友達)!また会おう!」と一緒に記念撮影をし、再会を願う握手を交わしながら別れを惜しんだ。
その他にも、老人専門療養センターなどを訪問した。ソウルタワーやロッテワールドを観光した子供たちから、笑顔と楽しい笑い声が聞こえた時、早川校長先生は「震災後、あまり笑わなかった生徒たちが、やっと、子供らしい笑顔を見せてくれた」とうれしそうに語った。
韓国の自然・文化との触れ合いそして太鼓を通しての交流。雄勝中の生徒達は本当に明るく良く笑う子供らしさを取り戻していた。現在、日韓関係は思わしくない状態だが、この様な草の根の交流が日韓両国の友好増進となることを祈りたい。可愛らしい天使たちの訪問が両国のともしびとなると信じてこの意味深い旅が終了した。
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