日本人ロックバンド　ソウルであす「反戦平和」公演

韓国で活動している3人組の日本人ロックバンド「佐藤行衛とコプチャンチョンゴル」が3月1日、ソウル・サンサンマダンライブホールで公演を行う。

　公演は反戦・平和のメッセージを込めた3枚目アルバムの発売記念イベント。3月1日は日本の植民地支配下で起きた独立運動記念日に当たる。4月6日には東京・渋谷でも公演を開く予定だ。

　バンドは1995年に結成された。メンバーらが昨年11月、芸能興行ビザを取得し、初の有料公演を開催することになった。韓国ロックの影響を受けた佐藤行衛をリーダーとし、韓国で活動する唯一の日本人ロックバンド。

　1999年に韓国でリリースしたデビューアルバムは1万枚の売り上げを記録した。しかし、芸能興行ビザなしで活動していたとして、2005年に佐藤が強制退去させられた。その後、韓国人女性と結婚し永住権を取得している。残りの2メンバーは芸能興行ビザがなかったため、主にチャリティー公演で活動してきた。