韓国のテレビ業界ではこのところ、日本ドラマのリメークブームが起きている。野島さんは両国のドラマ事情について、「(日本は)漫画を実写化していることが多いので、両国の現状は似ているかもしれない」と指摘。韓国との合作ドラマなどコラボレーションに対しては、「さびしい主人公が寄り添ってつくられていく物語に引かれるので、そういう作品なら考えてもいい」と前向きな考えを示した。韓国のドラマは週2話放送だが、「むしろそういう現場は得意かもしれない」と話した。
次回作については、母親が心臓の悪い小学生の子どもを助けるため、自殺サイトに「どうせ死ぬなら息子に心臓をよこしなさい」と投稿。そこで出会った一人の青年と母親のラブストーリーを考えていると紹介した。
自身の作家としてのアイデンティティーを見せる作品としては「人間・失格-たとえばぼくが死んだら」(1994年、TBS)を挙げた。「前半は視聴率がひどいところまで下がったが、すべてがパズルのようにはまっためずらしい作品」という。
野島さんは「101回目のプロポーズ」(1991年、フジテレビ)などで韓国でも知られている。同作品は韓国で映画とドラマで3回リメークされた。
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