「SPYAIR」(オフィシャル写真)
「SPYAIR」(オフィシャル写真)
8月7日リリースの3rdアルバム「MILLION」がアルバムチャートで連日2位。3作連続で同時発売となった韓国では洋楽(海外)チャート1位を獲得。昨年末の武道館ワンマンはSOLD OUT。今年リリースした2枚のシングルがオリコン初登場TOP10入り。先日は、ファン待望の「ミュージックステーション」の初出演更には、フランス、韓国と、海外からもライブのオファーが殺到している大ブレイク中のロックバンド「SPYAIR」。

 日本・韓国に続いて、配信で南北アメリカとオセアニアでリリース、9月にはヨーロッパ50カ国でもサードアルバム「MILLION」のCDリリースが決まっている「SPYAIR」が、韓国のことし最大の規模となる夏フェス「HYUNDAI CARD SUPER CONCERT “CITY BREAK”」のメインステージに、彼ら憧れの世界的ロックバンドである「メタリカ」や、ロンドン五輪でも演奏したイギリスの国民的バンド「THE MUSE」と同じメインステージに、日本人で唯一出演し、昼にも関わらず1万人を動員した。

 韓国での活動も3年目。夏フェスの会場は違えど3回目。既に始まる前から「SPYAIR」を知るファンから大歓声があがり、リハーサルから、「アンニョンハセヨ」「チェゴ(最高!)」「ソリチルロー(叫べ!)」「ミッチゲノラボジャ(クレイジーにはしゃごうぜ!)」 と、Vo. IKEが韓国語のMCで会場を沸かせる。

 いよいよ本番でVo. IKEが登場すると、会場は完全にヒートアップ。それまでの歓声とはケタはずれの大歓声がバンドを迎え入れ、熱狂のライブが幕を開けた。MCでは、Vo. IKEが韓国語を随所に織り込んで会場を煽る。特に、「ソリチルロー(叫べ!)」というフレーズと共に激しいナンバーを演奏した時の、会場の沸き立ち方は特筆ものだった。煽られたオーディエンスに今度はバンドが煽られる形で大いにライブは盛り上がり、韓国でもファンに人気の高い「サムライハート(Some Like It Hot!! )」では、オーディエンスから合唱も沸き起こり、「SPYAIR」にとって初となる、韓国での夏フェスは大盛り上がりで幕を閉じた。

 「SPYAIR」はデビュー翌年の2011年から韓国での活動をスタート。プロモーションビデオ撮影と初ライブを年始に行ってからは、夏フェスへの出演、アルバムリリースを挟んで年末にはTV出演とワンマンライブというサイクルを翌年にも行っており、既に韓国では今月リリースの新作を含めて3作連続洋楽(海外)チャートで1位を獲得。昨年末のワンマンライブは、韓国ロックのメッカ弘大の一番大きいライブハウスで2Daysという規模での人気を誇る。

 そんな彼らでも、このフェスは大きなステージとなる。しかも、「メタリカ」、「ミューズ」など世界的な人気バンドと同じメインステージ(蚕室スタジアム)に日本人グループとして唯一の日本代表としての出演。イヤが追うにも気合の入るステージだ。元々は、韓国アーティストが大挙押し寄せてきた一昨年に、彼らなりに日本の音楽も知ってもらおうと始めた韓国での活動も既に3年目に突入。これまでの成果としてこのステージがある。9月には恒例となった韓国ワンマンが今年も2Daysで決まっており、彼らの人気は更に韓国で加速することになりそうだ。

 「SPYAIR」は、既に北米・南米では配信にて、今回のアルバムがリリース済。9月にはパリでのイベントへの出演を受けて、ヨーロッパ全域50カ国でのリリースも決まっており、久しぶりに”世界に打って出る日本のロックバンド”として、飛躍の時を迎えている。



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