リュ・シウォン
リュ・シウォン
妻を暴行、脅迫し妻の所有する車両に位置追跡装置を無断で設置した容疑で起訴された俳優のリュ・シウォンが、罰金刑を言い渡された。

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 ソウル中央地検は、10日に開かれたリュ・シウォンに対する公判で罰金700万ウォン(約63万円)を言い渡した。

 この場で判事は、暴行と脅迫、位置情報収集の容疑がすべて認められると判断したが、リュ・シウォン氏が罰金刑以外に処罰された前歴がない点などを考慮して、検察が求刑した懲役8か月より軽い刑を言い渡した。

 同判事は「提出された録音証拠に体と体がぶつかるような音が聞こえることから判断して、弱い程度だとしても夫人に暴力を振るった点は認められる」と明かした。

 また、脅迫容疑についても「夫人の車両に無断でGPSを装着するだけでなく、人を雇って夫人の行動を監視することができるという趣旨の発言をした点も認められた」とし「たとえ夫婦間の口げんかの末に出た言葉だとしても、被害者が恐怖心を抱くには十分である」と説明した。

 さらに、位置情報収集についても「夫だとしても、夫人の車両に位置追跡装置をやむを得ず、緊急に設置しなければならなかったとは考えにくい」と判断した。

 リュ・シウォンは2011年5月、妻であるチョ某氏の所有するベンツ乗用車に無断でGPS位置追跡送致を設置し、8か月間、夫人の位置情報を収集した容疑でことし不拘束のまま起訴された。また同年8月、GPS付着事実を知ったチョ氏が抗議すると暴言を吐き、チョ氏の顔を数回殴った容疑がもたれている。

 リュ・シウォンは、裁判の過程で位置情報収集の事実を一部認めたが、家族の安全を守るためだったとし、暴行事実については「まったくない」として反論していた。

 2010年に結婚したリュ・シウォンとチョ某氏は現在、離婚訴訟が進められている。

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