開幕式の司会を務めたアーロン・クォックとカン・スヨン=3日、釜山(聯合ニュース)
開幕式の司会を務めたアーロン・クォックとカン・スヨン=3日、釜山(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】第18回釜山国際映画祭が3日、韓国・釜山で開幕した。12日まで開催される。
 開幕式は午後7時、映画祭専用館「映画の殿堂」の野外ステージで、韓国の女優カン・スヨンと香港の俳優アーロン・クォックの司会で始まった。俳優のパク・チュンフンやハ・ジウォン、ハン・ヒョジュ、キム・ヒョジン、イム・グォンテク監督ら、映画関係者200人あまりがレッドカーペットに登場、映画祭組織委員長の許南植(ホ・ナムシク)釜山市長が開幕を宣言した。オープニング作品として、ブータンの高僧でもあるケンツェ・ノルブ監督の「Vara:A Blessing」(原題)が上映された。
 今年は70カ国・地域の301作品が招かれた。映画の殿堂をはじめ釜山市内の7か所の映画館で上映される。クロージング作品は韓国のキム・ドンヒョン監督の「晩餐」が選ばれている。
 コンペティション部門「ニューカレンツ」の審査員長は、イランのラフシャーン・バニー・エッテマード監督が務める。
 「韓国映画回顧展」はイム・グォンテク監督を取り上げ、「曼荼羅」(1981年)をはじめ70を超えるイム監督の作品を上映する。また、特別企画プログラムとして、中央アジアおよびアイルランド特別展、2月に交通事故のため死去したパク・チョルス監督の追慕展も開かれる。
 海外からは今年のベネチア国際映画祭で「サクロ・グラ」が最高賞の金獅子賞に輝いたイタリアのジャンフランコ・ロージ監督、女優賞を受賞したイタリアのベテラン女優エレナ・コッタら、多数の監督や役者が出席する。日本の是枝裕和監督と黒沢清監督も訪れる予定。
 映像コンテンツを扱う「アジアプロジェクトマーケット」では、過去最多の249作品が取引される。

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