フィソン の最新ニュースまとめ
去る15日夜、Melon(メロン)チャートには歌手フィソンの過去のヒット曲が100位内に4曲も入った。「胸がしびれた話」(2011)が8位、「結婚まで考えた」(2010)が16位、「With Me」(2003)が58位、「Insomnia」(2009)が91位を占めた。
同日Mnetドットコムチャートでは「胸がしびれた話」が3位に入るなど他のチャートでも「ダメなのかい」(2002)、「再び出逢った日」(2003)、「伝えられない話」(2002)などの曲が100位内にランクインした。
ことし8月に除隊し、久々にステージに戻ってきたフィソンはKBS2TV「不朽の名曲」とJTBC「HIDDEN SINGER」などを通じて再びスポットライトを浴びると、1週間前から過去の曲が相次いで100位内に進入し始めた。毎日のように新曲があふれている音源市場で、10年前の曲まで同時多発で注目されたのは非常に異例の現象だ。
所属事務所であるYMCエンターテインメントは「フィソンも放送の反響に驚いた」とし「昔の曲の音源チャート反動だけでなく、これまでに歌ったYouTube(ユーチューブ)映像再生数が急騰しており、今月予定された公演チケット販売も好調だった」と説明した。
ことしはこのように「チャート逆走」を見せる曲が時折あった。業界は珍現象の要因としていくつかの背景を挙げた。
フィソンのように放送効果をたっぷり受けた歌手は他にもいる。
イム・チャンジョンがことし9月に新曲「僕というやつは」を発表し3年ぶりに音楽番組活動を再開すると「焼酎1杯」(2010年)や「久しぶりだ」(2009)がMelonチャート100位内に再び上がった。
キム・ボムスの「最後の愛」(2011)が1か月前からMelonチャートに再び進入して15日まで86位に入っているのも同様の理由だ。
また別の背景では季節的な要因がある。
今春、グループ「Busker Busker」が1年前に発表した「桜エンディング」が“春のキャロル”と呼ばれ、音源チャートに再登場してMelonチャート1位に上がった事例のように寒い冬、クリスマスシーズンに合わせて、過去のウィンターソングも相次いでチャートに登場している。
ソン・シギョン、パク・ヒョシンなどジェリーフィッシュエンターテインメント歌手が1年前に発表した「クリスマスだから」が15日Melonチャート19位、IUが2010年に発表した「あらかじめメリークリスマス」が57位に再浮上した。
さらにリメイク曲が愛され、原曲が再注目されたケースもある。
ことし8月Mnet「スーパースターK5」の出演者イ・ギョンヒョンが「ノウル」チョン・ウソンの「もしかして」を熱唱した後、原曲が各音源チャートに再び入った。チョン・ウソンが歌った「もしかして」は15日Melonチャート70位を維持したのだ。
ある音盤企画会社の理事は「MBC『私は歌手だ』やKBS2TV『不朽の名曲』などで歌手が再解釈して歌ったり、ドラマに挿入されたリメイク曲がヒットし、原曲がチャートで人気を得る事例が起きている」と説明した。
業界は、過去の曲が再びスポットライトを浴びるきっかけは異なっても、名曲が持つ力に注目した。
作曲チーム「異端サイドキック」は「同じ番組に出演した全ての歌手の曲が同じように愛されているのではない」とし「歌手の歌唱力、数年前に愛された名曲の力がうまく作用した嬉しい現象」と分析。
またOST(オリジナル・サウンドトラック)制作会社の代表も「最近tvNドラマ『応答せよ1994』に挿入された1990年代のリメイク曲のうち新人歌手が歌った歌まで大きな愛を受けており、ドラマの人気が作用しただろうが、原曲のメロディーや歌詞が持つ力を無視できない結果」と強調した。
フィソン-「胸がしびれた話」
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