10月29日に行われた初の単独武道館ライブを皮切りにスタートした「CNBLUE ARENA TOUR 2014 “WAVE”」のファイナル公演が、12月4日、名古屋・日本ガイシホールにて行われた。東京、大阪、仙台、福岡、そして名古屋で行われた今ツアーでは約10万人を動員。今回のツアーでは、インディーズ最後のライブとなった「392」のステージ以来となる回転式の“センターステージ”を採用。
1曲目を「Ring」でしっとりとスタートさせるも、2曲目の「Mr.KIA」「Have a good night」で一気に加速していく。スタートと同時にテンションのあがる会場にたて続けに4曲を披露した後、ボーカルのヨンファが「こんにちは、CNBLUEです。今日はアリーナツアー最後の日…。このステージに命かけます!よ~けお客さんはいっとる!」と、名古屋弁を使ったMCで、客席を沸かせる場面も。
ライブ中のトークでは、ベースのジョンシンが12月3日に香港で行われたMnetの年末授賞式「2014 MAMA(2014 Mnet Asian Music Awards)」にてベストバンドパフォーマンス賞を受賞したことを受け、「皆さんのおかげで受賞できました。このツアーも2014年のいい思い出です」とコメント。これまで8年の間一緒に暮らしてきたメンバーと離れ、現在では別々に暮らしている、と語ったのは、ジョンヒョン。「メンバーと離れて、また改めて3人の大事さを感じました」とコメントすると、客席から拍手が沸き起こった。
そこから再びボーカルヨンファへとバトンタッチされ、「Like A Child」へと続く。「ツアーが終わってしまってさみしいですが、“有終の美”を飾り、また2015年の新しいツアーで会いましょう!」というジョンシンのコメントから、最後はヨンファが「センターステージが本当に大好き。次もこんな風にライブをしたいですね。またいい音楽を作って、みなさんに会いにきます!」と、コメントしながらも、やはりファイナル公演ということもあってか、涙ぐみ話を続けることができない場面も見られたが、最後は特有の笑い声で雰囲気を変え、アンコールラストソングの「Can’t Stop」を熱唱。さらにこの日は、アルバム「WAVE」を引っ提げての公演ともあり、ダブルアンコールにアルバムリード曲の「Radio」を演奏、360度を埋め尽くす観客すべてにあいさつをし、今年最後の単独コンサートの幕を閉じた。