キム・ヒョンジュン(リダ)、軍人として国防の義務を果たせるようにそっとしておくべきでは？

ことし5月、一人の男が国の命令を受けて髪を切って入隊した。「SS501」のメンバーである同時に歌手兼俳優のキム・ヒョンジュンだ。

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　軍隊は社会と独立した別の空間である。ここで彼は、忠実に国防の義務を全うしようとしている。しかし相変らず社会は彼の一挙手一投足を見つめている。芸能人だという身分で、入隊前のよくない私生活が公開されたという理由からだ。

　9日にあるメディアは「キム・ヒョンジュンが今月初に予定していた休暇を取り消した。23日に予定された3次弁論準備期日を前に不必要な外出を自制し、自粛の時間を選択した」と報じた。

　これに関してキム・ヒョンジュンの所属事務所キーイースト関係者は、「9月初めに休暇が決まっていたがこれを『自粛するため』にキム・ヒョンジュン自らが、返上したのかは本人だけが知っている。私たちとしては連絡がないから9月に休暇の計画がないのだろうと思うだけだ」と明らかにした。

　キム・ヒョンジュンの休暇関連の報道が出るのは、元彼女のチェさんとの法廷攻防が23日に予定されているからだ。極めて私的な内容について争う二人に対する好奇心から、再度注目されている。

　しかし現在、キム・ヒョンジュンは告訴人である以前に軍人だ。自分を取り囲む事件がどのように流れ、また大衆の反応はどうなのか、“軍人”キム・ヒョンジュンにはわからないことだ。こんな彼を「自粛」や「自重」という表現で再び世論の審判台にあげるのはどこか残念だ。

　それにキム・ヒョンジュンとチェさんの間の喧嘩は大衆に深い疲労度を与えている。去年から続いた双方の暴露は最初、“ドラマ級”の好奇心を催したが、時間が経つほど度を越して個人的な内容まで公開されて後味の悪さを残した。

　二人の訴訟とその結果は法廷で判断される。キム・ヒョンジュンやチェさんに過ちがあれば、当然その責任を負えばいいはずだ。それにキム・ヒョンジュンが芸能人でなければ、こんなに大事になるはずのない私的な問題だ。そして現在彼は、芸能人ではなく軍人であり、社会ではなく軍隊にいる。

　芸能界復帰や道徳的な非難などは、彼が除隊してから議論される事だ。ただし今は軍人である彼を、国防の義務に集中できるように、そっとしておいてはいけないのだろうか。