演出助手のカム・ジョンウォン氏は6日午後、自身のSNSを通して、当時を振り返る文章を残した。
一方、女性映画監督イ・ヒョンジュ氏はソウル市内のモーテルで酒に酔った被害者B氏(映画監督)を強姦した容疑で、昨年9月に懲役2年・執行猶予3年・40時間の性暴力治療講義受講を命じられていたことが分かった。そんな中、イ監督は今月7日、公式立場を表明し、被害者B氏との関係は双方の合意下でなされたものと主張。また、「捜査と裁判過程で、同性愛への偏見と歪曲された視線を耐えなければならなかったが、私の主張は全く受け入れられなかった」と訴えた。
以下はカム・ジョンウォン氏の立場全文。
私は「恋物語」の演出助手カム・ジョンウォンです。
(関連の)記事に接し、この2年間の時間がよみがえり、この文章を作成するに至りました。
第3者の立場として、映画現場と裁判過程をすべて見守ったこと、ひとりを罵倒する意図はないということを明確に示します。
「恋物語」の現場での出来事です。
撮影当時、演出部スタッフたちに対する暴力的な言葉や叱咤を超えた非常識的な行動によって、何人かは最後まで現場に残ることができませんでした。
イ・ヒョンジュ監督によってトラウマを抱え、数回、相談を受けたスタッフがいましたが、無事に撮影を終えなければという思い、映画現場において起こりうることだとの考えから、私は沈黙しました。
「恋物語」以降、私は被害者監督の映画にも携わることになりました。
撮影期間中、裁判過程を見守りました。フリープロダクション過程から撮影までに数回の裁判がありました。
裁判が進むにつれ、事件の転末とは関係なく、重心がおかしな方向に傾き始めました。イ・ヒョンジュ監督は自身が性的少数者であることを出し、被害者ぶるようになりました。被害者の以前の作品に同性愛的な指向があるとの主張もし、被害者の恋人関係に対して疑問を投げかけたりもしました。
暴力は一つの事件として片付けられず、ますます大きな暴力で被害者を圧迫するようすを見てきました。
性的少数者という名のもとに、これ以上の弁明や権利を行使しようとすることに、もう黙っていられません。
イ・ヒョンジュ監督の心境全文に接し、苦しい心境であると共に、沈黙していたことを反省し、スタッフや俳優に申し訳ないという気持ちを込めてこの文章を残します。
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