V(BTS)&JENNIE(BLACKPINK)の写真流出事件、専門家が分析「ビデオ通話しているところを録画した可能性もある」(画像提供:wowkorea)
V(BTS)&JENNIE(BLACKPINK)の写真流出事件、専門家が分析「ビデオ通話しているところを録画した可能性もある」(画像提供:wowkorea)
韓国ボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」メンバーのVとガールズグループ「BLACKPINK」メンバーのJENNIEが、相次いでプライベート写真を流出されている。挙句の果てに自分が写真を流出したと主張して身元の確認できないネットユーザーが、メッセージアプリ「テレグラム」のチャットルームを開設して公然と「VとJENNIE、両方に接触を試みている」と述べたのだ。

V(BTS(防弾少年団)) の最新ニュースまとめ

 VとJENNIEが控室で撮った写真を始め、先月から何度かに分けてプライベート写真が拡散された。問題の写真を流出したというネットユーザーは、Twitterを開設してアカウントが停止されると、海外にサーバーを置いて追跡が困難なテレグラムのチャットルームを開設して積極的に人を集めた。

 そこで写真流出を主張するネットユーザーは「写真はこれ以上、公開しない」と言ったにもかかわらず、数日後にはおでこにキスをしている写真やビデオ通話のキャプチャー写真などを公開した。

 一部では合成写真の可能性もささやかれたが、両者の所属事務所から「合成写真説」に対する立場を明らかにしておらず、可能性が低いとみられている。過去に多くのハッキング被害に接した専門家のA氏は「携帯電話もしくはアカウントのハッキング犯罪である可能性が一番高いとみられる」と推測した。

 IT技術や知識を正義のために利用するホワイトハッカーのA氏は、SBS芸能ニュースの取材陣との電話で「写真の敏感度や希少性を判断すると、Twitterやテレグラムを開設した人がハッキング被害者のうちの1人の携帯電話やアカウントをハッキングした可能性が一番高いとみられる。若干の可能性として、自らハッキングしたのではなく、ハッカーを雇ったということも考えられる。ハッカーの場合、自分でハッキングしたことをアピールしようとする傾向があるが、今回の事件で写真流出を主張するネットユーザーは『自分はハッカーではない』と主張していることから、ハッカーレンタルサービスを利用した可能性もある」と慎重に語った。

 ただ、A氏はVやJENNIEがSNSの裏アカウントがハッキングされた可能性は低いとみている。「被害者の2人だけが撮影した敏感な写真を非公開のSNSに大量に投稿する可能性は事実上低いと思う。2人のうち1人の携帯電話に問題がありそうだ。ハッカーが携帯電話本体のアカウントをハッキングしたか、二次的な組み合わせで携帯電話本体に接近したとも見える。2人がビデオ通話している写真が流出しているが、キャプチャー写真が流出した可能性もあるが、ハッカーがビデオ通話しているところを録画した可能性もある。キャプチャー写真でも映像でも携帯電話本体から獲得するのが一番簡単な方法だったということだ」と強調した。

 それならば、写真流出を主張するネットユーザーの望みは何だろうか。2019年に携帯電話本体のアカウントをハッキングされた俳優チュ・ジンモやハ・ジョンウの場合、金銭を狙った犯罪だったことが明らかになった。VとJENNIEのプライベート写真を流出したと自任するこのネットユーザーも似たような脅迫をしているのだろうか。

 A氏は「企業を相手にしたハッキング犯罪の100%が金目当てだ。ハッキングをした後、交渉する。個人を相手にするハッキング犯罪の場合は、私生活をまず狙う。有名人にはハッキングだけで金を要求するより、私生活を露出して脅迫し、金を要求するほうが効果的だと判断している。不思議な点は今回の被害者以外にもアイドル歌手に対するハッキング事件が挙げられているのに、金銭的な目的だけでなく芸能人の機嫌を取るためにする可能性も排除できないということだ」と語った。

 最近、ダークウェブを中心にハッキングのために個人情報を違法取引しているケースが頻繁に発生していると伝えられている。これを防止するには自ら保安を維持しようとする方法しかないとA氏は強調した。

Copyrights(C)wowkorea.jp 5