K-POP第4世代アイドル、ビルボードをどのように超高速で捕らえたのか(画像提供:wowkorea)
K-POP第4世代アイドル、ビルボードをどのように超高速で捕らえたのか(画像提供:wowkorea)
第4世代K-POPアイドルの、アメリカ・ビルボードメインチャートへの侵入スピードが速くなった。グループ「BTS(防弾少年団)」、「BLACKPINK」が代表される第3世代アイドルの場合、ビルボードメインチャート(HOT 100、ビルボード200)のチャートインまで最速で1年10か月から6年ほどかかっていたが、2010年代後半にデビューした第4世代アイドルの場合、ビルボードメインチャートへのチャートインまで1年ほどという成長性が大きく表れている。

LE SSERAFIM の最新ニュースまとめ

【デビューと同時にビルボードへ進入…第4世代パワー】

HYBEレーベルSOUSEMUSIC所属のガールズグループ「LE SSERAFIM」は、先月17日に発売した2ndミニアルバム「ANTIFRAGILE」で、11月初週のビルボード200チャートに14位で進入した。デビューから6か月でビルボードメインアルバムチャートに入場した「LE SSERAFIM」は、「K-POP ガールズグループの歴史上最短期間でビルボード200チャートイン」という記録を立てた。これまでの記録は「BLACKPINK」が立てた1年10か月だ。「BLACKPINK」は2018年6月に発売した「SQUARE UP」でビルボード200に40位で進入した。

ボーイズグループはさらにスピードが速い。HYBEレーベルBigHitMUSIC所属のボーイズグループ「TOMORROW X TOGETHER(TXT)」は、2019年3月のデビューアルバム「夢の章:STAR」を発売するなり、ビルボード200に140位で進入した。「BTS」がビルボード200に初めてチャートインするまでは2年6か月がかかった点を鑑みると、驚くほどのスピードだ。一角では所属事務所の先輩「BTS」のおかげが大きいという話だが、K-POPに対する全体的な好感度がアメリカ内で大きくなったことも明確な事実だ。

第4世代アイドルを代表するJYPエンターテインメント所属の「Stray Kids」は、ビルボードメインチャート進入まで4年がかかったが、初のチャートインから1位を獲得する姿を見せた。「Stray Kids」は今年3月に発売した「ODDINARY」でビルボード200の1位を獲得し、去る10月に発売した「MAXIDENT」で2度目の1位を獲得した。ビルボード200で1位を獲得したK-POP歌手は「BTS」(6回)、「Stray Kids」(2回)、「Super M」(1回)、「BLACKPINK」まで4チームだ。

チョン・ドクヒョン文化評論家は、「K-POPのフェーズが高くなっており、グローバルファン層が早く構築され、アメリカの代表チャートであるビルボードで驚くほどの成果を獲得している」とし、「今後も新しいアルバムを出すたびにMelOnやGenieといった韓国国内のチャートだけでなく、アメリカのビルボードやイギリスのオフィシャルチャートでもチャートインするK-POP歌手はさらに増える」と期待した。

【海外アルバム発売・コンサート開催までの期間も大きく短縮】

第4世代アイドルは初の海外コンサートの開催、海外アルバム発売までにかかる時間も短くなっている。

K-POPファンデータを集計する「スペースオーディティ」の「K-POPレイダー」によると、第3世代アイドルは初の海外コンサート開催まで平均582日がかかっているが、第4世代は200日ほどであると集計された。平均13か月を短縮させている。初の海外アルバム発売時期も平均的に9か月短縮されている。第3世代は初の海外アルバム発売まで697日かかっていたが、第4世代は448日ほどであると集計された。

専門家たちは、第4世代アイドルたちがグローバル音楽市場で早く頭角を現している秘訣として、K-POPの拡大と厚くなったファン層を挙げている。K-POPに魅了されているファンたちが新しい歌手、新曲に対しても好感を持って、開かれた心で受け入れる環境ができている。

キム評論家は、「第3世代アイドルがグローバル市場の扉を開けてくれたおかげで、第4世代アイドルが比較的たやすくグローバル進出を行える」とし、「デビュー直後からグローバルファン層の確保が可能になり、より早くアメリカなど海外で成果を上げることができる」と分析した。

チョン評論家は「K-POP熱風のおかげで、今はK-POPというタイトルをもって海外に進出すると一種のプレミアム効果を得られる」とし、「第4世代アイドルの場合、現地放送出演はもちろん、英語局の発表、現地アーティストと活発なコラボレーションを通じて地位を固めているほど、これからもさらに早く、さらに多くの成果を挙げるだろう」と予測した。
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