HOOKエンタのクォン・ジニョン代表、事務所スタッフに対する新たな“薬受け取り命令”疑惑が浮上(画像提供:wowkorea)
HOOKエンタのクォン・ジニョン代表、事務所スタッフに対する新たな“薬受け取り命令”疑惑が浮上(画像提供:wowkorea)
韓国芸能事務所HOOKエンターテインメントのクォン・ジニョン代表がスタッフに些細な個人的用事を頼むのはもちろん、睡眠薬を代理でもらって来させるなど度を越えるパワハラがあったという疑惑が浮上している。

 SBS芸能ニュースが確保したHOOKエンターテインメント内部資料によると、クォン代表はスタッフに薬を取ってこさせるのはもちろん、自宅の修理など事務所の仕事とは関係のない個人的なことを処理するように言っていたという。

 特にクォン代表はスタッフの名前で睡眠薬を処方してもらってくるよう要求していたことが明らかになった。向精神薬を虚偽で処方してもらった後に他人に渡すことは麻薬類管理法違反の素地がある。

 ことし1月、クォン代表は事務所のスタッフAさんに睡眠薬の写真を送り、「チェ理事に内緒で」と指示。

 チェ理事はクォン代表と20年以上を共にしてきた事務所の役員で、匿名の情報提供者によるとAさんを自分の部屋に呼び、「睡眠薬を処方してもらってきて」と指示した後、すぐにカカオトークで薬の写真を送ったという。

 さらにクォン代表が別のスタッフBさんにも睡眠薬をもらってくるよう要求したという疑惑も浮上。Aさんがすでに服用中の薬があり、睡眠薬の処方が不可能だと分かると、クォン代表はAさんを通じてBさんに第三者処方をしてもらってくるよう指示を伝達したというのだ。

 ことし7月5日、Bさんが同僚のAさんに送ったカカオトークでのメッセージを見ると、Bさんは「私が血まで抜くことになった」というメッセージと病院で血液検査をした後の腕の様子の写真を送った。

 またBさんは「ビタミンD検査をしようと言われたから困る。コメディーかよ。私はぐっすり眠れるのに…もう!来るのは2回目だからさっさと案内してくれる。ビタミン検査をして不足なら3か月に1回ずつ注射を打っていけだって。若いのに今から睡眠薬に頼ってはダメだって。違うってば。私はぐっすり眠れるんだよ。ああ久しぶりに血を抜いた」と不満を吐露したりもした。

 これに対してAさんは「戻ってきたら、必ず代表にアピールして」とクォン代表について語ったと思われる返事をしている。

 複数の元スタッフは「HOOKエンターテインメントではスタッフがクォン代表の個人的な頼み事や無理な指示にも断りづらい雰囲気ができている」と主張した。

 これについてHOOKエンターテインメント側の関係者は「第三者に睡眠薬を処方してきてもらったことはない。クォン代表はこれに関して特に何も話していない」と答えている。

 スタッフのBさんはSBS芸能ニュースの取材に対して「睡眠薬をもらってクォン代表に渡したことはない。私が不眠症だ」と否認した。

 クォン代表の代理処方疑惑は今回が初めてではない。今月8日にもクォン代表が2020年6月から2022年6月までの間に30回以上、スタッフのキムさんに薬をもらってこさせたと報じられた。

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