<W解説>韓国の「KARA」活動本格化=日本の音楽番組にも出演し、ファン歓喜(画像提供:wowkorea)
<W解説>韓国の「KARA」活動本格化=日本の音楽番組にも出演し、ファン歓喜(画像提供:wowkorea)
韓国のガールズグループ「KARA」が23日にテレビ朝日系で放送された「ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE2022」に出演した。「KARA」は2016年に活動を休止したが、先月29日にデビュー15周年アルバムをリリースし、約7年半ぶりに再始動した。「ミュージックステーション」に出演するのも約10年ぶりで、2010年リリースの日本デビューシングル「ミスター」と、15周年アルバム収録の最新楽曲「WHEN I MOVE」を披露した。

KARA の最新ニュースまとめ

 「KARA」は2007年3月にミニアルバム「the First Bloooooming」でデビュー。「KARA」のグループ名は、韓国語で音調やリズムを意味する「カラク」に、ギリシャ語で喜びやうれしさを表す「ハラー」を加えて付けられ、「音楽を通じて喜びを与えたい」との思いが込められている。尻を揺らしながら踊るヒップホップダンスで、日本におけるK-POPブームの火付け役となった。日本テレビ系のバラエティ番組「しゃべくり007」やフジテレビ系の「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」などに出演し、メンバーの親しみやすいキャラクターが人気を博した。2011年には「NHK紅白歌合戦」にも出場を果たした。

 デビュー当時はギュリ、スンヨン、ニコル、ソンヒの4人だったが、その後、2度にわたってメンバーの脱退と加入があり、2014年8月には、ギュリ、スンヨン、故ハラさん、ヨンジの4人による新生「KARA」が始動。6枚目のミニアルバム「DAY&NIGHT」をリリースした。

 だが、2016年2月、ギュリとスンヨン、ハラさんが所属事務所との契約満了を迎え脱退。最終的にはけんか別れのような形で姿を消すこととなり、グループは事実上の解散となった。

 そして2019年11月にはメンバーの一人だったハラさんが28歳で自ら命を絶ち、メンバーやファンは悲しみに暮れた。2019年11月24日、ハラさんは自宅で死亡しているのが発見された。自宅からは自筆の遺書とみられるメモが見つかり、自殺と判断された。ハラさんは死亡する直前に友人に「とてもつらい」「全てから離れたい」などと心境を吐露していたという。

 生前、「KARA」の再結成に意欲を示していたハラさんの死をきっかけに、少しずつ状況が変わっていき、今年11月、「KARA」は15周年記念アルバム「MOVE AGAIN」をリリースし、ギュリ、スンヨン、ヨンジと2014年脱退のニコル、ジヨン(知英)が加わり5人で復活を果たした。ジヨンはハラさんの納骨堂に、リリースした「MOVE AGAIN」を供えた写真をSNSに投稿。「姉さん!来たよ、私たちにとって素晴らしい日が。私の声聞こえる?姉さんが望んでいたこの瞬間が。愛している!会いたい」とハラさんに呼びかけた。

 「MOVE AGAIN」は韓国・KBSの音楽番組「ミュージックバンク」で発表のランキングで1位を獲得したほか、韓国主要音源配信サービスMelOnのTOP100にランクイン。今もなお、「KARA」が多くの人に愛されていることを示したと言え、再始動を果たしたことに対する関心と期待の高さをうかがわせる。

 「KARA」は23日、テレビ朝日系の年末大型音楽番組「ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE2022」に出演。「ミスター」と「WHEN I MOVE(日本語バーション)」の2曲を披露した。司会のタモリから再始動が決まった時の心境を問われたギュリは「正直に言うと最初は自信がなくて、うまくできるかなという不安な気持ちでしたけど、メンバーたちとファンの皆さんのおかげで、カムバックできたと思います、みんなありがとう」と手を振った。SNSでは「KARA懐かしすぎ」「KARA聴くといろいろ込み上げてくる」などと、待ちわびたファンらのコメントが次々と上がり、盛り上がりを見せた。

 今後、日本での活動も活発に行っていく予定で、年末にかけてはTBS系列の「CDTVライブ!ライブ!年越しスペシャル!2022→2023」(31日午後11時45分から)や、フジテレビ系列の「逃走中~大みそかSP お台場大決戦!~」(31日午後5時から)などの出演を控えている。


KARA ”WHEN I MOVE (Japanese Version)” Official MV
KARA ”WHEN I MOVE (Japanese Version)” Official MV




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