「第73回ベルリン国際映画祭」で、ホン・サンス監督の29作目の長編映画「In Water(水の中で)」がエンカウンター部門に公式招待された。(画像提供:wowkorea)
「第73回ベルリン国際映画祭」で、ホン・サンス監督の29作目の長編映画「In Water(水の中で)」がエンカウンター部門に公式招待された。(画像提供:wowkorea)
「ベルリン国際映画祭」で3年連続受賞記録を打ち立てたホン・サンス監督が、今回は受賞に至らなかった。

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ホン・サンス監督は16日(以下、現地時間)から26日まで開催される「第73回ベルリン国際映画祭」で、自身29作目の長編映画「In Water(水の中で)」がエンカウンター部門に公式招待された。

エンカウンター部門は、映画祭側が2020年に新設した部門で、フランスの「カンヌ国際映画祭」の「ある視線」と同様に新しい映画的ビジョンを盛り込んだ作品を紹介するセクションだ。

ホン・サンス監督はこれまで「ベルリン国際映画祭」で、「夜の浜辺でひとり」(2017年、銀熊賞)、「逃げた女」(2020、銀熊賞監督賞)、「イントロダクション」(2021、銀熊賞脚本賞)、「小説家の映画」(2022、銀熊賞審査委員大賞)など4回も受賞。2020年からは3年連続でトロフィーを手にしてきたが、ことしは不発となり、4年連続受賞とはならなかった。

「In Water(水の中で)」は俳優を夢見ていた若い男が映画を演出したいと立ち上がり、同じ学校に通っていた友人らと島に行って繰り広げられる物語を描いた作品。ホン・サンス監督の恋人で女優キム・ミニが制作室長として参加し、俳優シン・ソクホ、ハ・ソングク、キム・スンユンらが出演し、熱演を繰り広げた。

なお、ことしの「ベルリン国際映画祭」の最高賞にあたる金熊賞は、フランスのニコラ・フィリベール監督が演出したドキュメンタリー「オン・ジ・アダマント」が受賞した。

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