SMエンタの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
SMエンタの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の大手芸能事務所、SMエンタテインメントが、韓国インターネットサービス大手のカカオを引受先として第三者割当増資を実施して新株と転換社債を発行する計画を巡り、SMエンタの創業者で上位株主の李秀満(イ・スマン)氏が増資の実施と転換社債発行の差し止めを求める仮処分を申請した問題で、ソウル東部地裁は3日、差し止めを命じる決定を出した。 新株と転換社債を発行する計画は先月7日に開かれたSMの緊急取締役会で決まった。新株と転換社債が発行されれば、カカオは同社の株式を約9.05%保有することになり、第2の株主になる予定だった。一方、当時筆頭株主だった李氏は持ち株比率の低下が避けられない状況だった。 李氏側は「既存の株主ではなく第三者に新株と転換社債を発行する場合、経営上の目的達成のために必要なものでなければならず、そのような目的を達成するために必要な範囲で株主の新株引受権を最小限に侵害する方法を選ばなければならないが、(取締役会で決まった)新株および転換社債発行はこれら二つの条件を満たしていない違法な決定」などと主張した。 仮処分の決定により、カカオがSM株の9.05%を確保するのは不透明になり、李氏からSM株の一部を購入し、筆頭株主になった総合エンターテインメント企業のHYBE(ハイブ)にとっては有利な状況になった。
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