「IVE」チャン・ウォニョンの対応が思わぬ波紋1(画像提供:wowkorea)
「IVE」チャン・ウォニョンの対応が思わぬ波紋1(画像提供:wowkorea)
サイバーレッカーが解決したと思ったら、今回は表情管理だ。韓国ガールズグループ「IVE」のチャン・ウォニョンが、間違った点はなかったにも関わらず、余計な苦労をしている。

チャン・ウォニョン(IVE) の最新ニュースまとめ

 去る25日、「IVE」の所属事務所STARSHIPエンターテインメント(以下、STARSHIP)は、公式報道資料を通じて「当社はオンライン、SNS上で流布されている所属アーティストと関連した悪意的な誹謗(ひぼう)、虚偽事実の流布、人身攻撃性のある投稿、名誉毀損(きそん)の投稿や悪質なコメント事例について、法的に強硬に対応してきている」とし、「2022年11月からは法務法人リウを通じて、『タルドク収容所』を相手取り民・刑事訴訟と海外での訴訟を進めている」と明らかにした。

 数多くのアイドルたちの“フェイクニュース”を作成し、大きな被害を与えた「タルドク収容所」はことし6月、チャンネル名を一通り替えて引き続きチャンネルを削除した。そして「タルドク収容所」の運営者は、Nate版を通じて「私は世間の関心を引きたいだけだった。有名なアイドルと俳優を攻撃すれば、アクセス数がかなり伸びて収入もかなり良いと思った。私の映像に出てきたアイドルや俳優たちに、本当に申し訳ない」とし、「今回のことでチャンネルがなくなってしまい、私はこれまで私の犯罪について考え直してみることができた。芸能人たちからの告訴を甘んじて受ける自信がある」と謝罪した。また、チャンネル名の変更および削除は、ハッキングにあったと主張した。


 しかしこれは、「タルドク収容所」側の嘘(うそ)だったことが分かった。STARSHIPは、「2023年5月にアメリカの裁判所から情報提供命令を受けて、2023年7月に米Google本社から『タルドク収容所』の運営者に対する有意義な情報を手に入れるに至った。しかし、偶然にもGoogleで『タルドク収容所』の運営者に情報提供命令の事実に対する通知が行われた頃、同チャンネルが突然ハッキングに遭ったとして、チャンネル内の既存動画が削除され、アカウント自体がなくなってしまい、謝罪コメントが上がることになった」と状況を説明した。

 そうしながらもSTARSHIPは、「タルドク収容所」が謝罪文を載せてチャンネルを削除したこととは別に、過去の不法行為に対しては現在進行中の訴訟を通じて、民・刑事上の法的責任を最後まで問う予定と強調した。

 チャン・ウォニョンも同チャンネルの大きな犠牲者だっただけに、今回の消息で胸をなでおろせるはずだった。しかし、1日もたたないうちに、また別の騒動に巻き込まれることになった。あるオンラインコミュニティに上がってきた映像のためだ。

 この日午後、あるオンラインコミュニティにはチャン・ウォニョンがメンバーと移動中、小学生と思われる男の子が手を伸ばして(自分の)腕を触ろうとすると、振り返るなり驚いて体を避ける姿が映った映像が公開された。チャン・ウォニョンは、すぐに体を少し後ろに引いて子どもを通り過ぎ、子どもは後からついてきたスタッフにより制止された。

 この映像が拡散されるとすぐに、一部のママカフェ(ママ同士のインターネットの交流の場)会員はチャン・ウォニョンに向けて非難を浴びせた。子どもを見て驚いて避けた彼女の表情管理から人格に対する評価まで、批判を超えて悪質な書き込みを書き始めたのだ。

 途方もない非難に、チャン・ウォニョンを擁護するネットユーザーたちのコメントも続いた。小学生の男児であるとしても、急に近づいてきた誰かに驚くのは自然なことで、子どもだと言って無条件に親切に対処する必要はない。急な状況になってまで、みんなに親切にしていたら、これは安全事故だと捉えることができる問題でもある。

 サイバーレッカー被害から表情管理で受けた非難まで、チャン・ウォニョンの苦労がただただ気の毒だ。

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