手形を押す斉藤住職と看守の遺族ら(「生存競争」提供)=7日、ソウル(聯合ニュース)
手形を押す斉藤住職と看守の遺族ら(「生存競争」提供)=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル7日聯合ニュース】独立運動家、安重根(アン・ジュングン)による伊藤博文暗殺から100年を迎え国内外で進められている「大韓国人手形プロジェクト」に、日本人も参加した。
 プロジェクトを進める大学生文化連合サークル「生存競争」は7日、宮城県栗原市の大林寺で6日に営まれた安重根追悼法要の後、斉藤泰彦住職と、安重根が投獄されていた中国・旅順刑務所の看守の遺族らが、このプロジェクトに参加したと伝えた。大林寺は、旅順で安重根の看守を務めた千葉十七の菩提寺。1981年から毎年9月の第1日曜日に安重根追悼法要を行っている。

 「大韓国人手形プロジェクト」は、横30メートル、縦50メートルの大型幕に安重根の手形を描き、韓国内全土と海外をまわり、この巨大手形の形に人々の手形を押していくというもの。

 企画した韓国広報専門家のソ・ギョンドク誠信女子大学客員教授は「安義士の愛国精神と東洋平和論を再考し、ひいては若者に正しい歴史認識を伝え、国家と民族の大切さを改めて悟らせる」ことを目的とする行事だと説明した。文化体育観光部の後援で6月初旬に始め、現在までに2万人余りが参加したという。

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