警察に押収されたオートバイ=17日、ソウル(聯合ニュース)
警察に押収されたオートバイ=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル17日聯合ニュース】ソウル地方警察庁は17日、日本の暴力団を通じて違法に中古オートバイを持ち込み、韓国内で販売した疑い(大気環境保全法違反)で、輸入販売業者の男ら8人を摘発したと発表した。
 警察によると、この男らは昨年3~9月、日本の廃棄場などに捨てられていたオートバイ206台を1台当たり30~50万ウォン(約2万2000円~3万7000円)で買い取り、インターネットサイトやソウル市内一帯で150万~250万ウォンで販売、2億ウォン相当の不正な利益を得た疑いが持たれている。
 輸入オートバイの場合、韓国環境工団から排出ガスの認証試験が義務付けられているが、男らは検査費用が高い上に、試験に通らないと考え、試験を受けなかったという。オートバイは2006年モデルから最高で37年前の中古品もあり、テスト運行したところ、多量の排気ガスが排出された。警察は運行記録や事故履歴が検証されておらず、走行中に事故を起こす恐れも高いと説明している。
 摘発された8人のうち、輸入販売業者の男は昨年7月末に日本に渡り、知人から暴力団を紹介された。この男は廃棄場で廃棄対象に分類されたオートバイの種類、数量を選別し、共犯の男性と釜山港を通じて韓国に計102台を持ち込んだ。
 警察は50cc未満のオートバイは登録規定がなく、誰も簡単に購入できることを憂慮し、関係規定の整備を呼びかけた。

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