【ソウル聯合ニュース】韓国の大手酒類メーカー、ハイト真露が日本で販売している焼酎「JINRO」について、米国の雑誌「ブルームバーグビジネスウィーク」が海外で新しいブランド価値を生み出した酒の成功例に挙げた。
 同誌は韓国では庶民の酒とされる「JINRO」について、日本ではクラブ好きの人たちが好む「いい酒」として認められていると紹介。米国で「水より安い大衆の酒」と呼ばれる「Pabst Ribbon」が中国でウイスキーのように蒸留させることで44ドル(3590円)で売られている例などとともに、海外で付加価値をつけることに成功したとした。
 「JINRO」は日本への輸出開始当初から「最高品質に最高の価格」をモットーに700ミリリットル入りを主に2000円台の価格で販売してきた。韓国とは異なり、日本の飲食店などではボトルキープも行われている。
 韓国酒類業界の関係者は「海外市場攻略のためには、国内市場とは違ったブランド戦略が必要だ」と語る。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0