7つの施設には、朝鮮人の強制徴用による労働者が1日12時間ずつ、地下700mの所で過酷な労働に苦しみ、「地獄道」と呼ばれる長崎県の端島(通称、軍艦島)地域の炭鉱などが含まれる。
昨年1月に日本はこのような施設に対して世界文化遺産登録の申請をし、およそ2週間前、ユネスコ世界遺産委員会の民間諮問機構であるイコモス(ICOMOS / 国際記念物遺跡会議)が審査した結果、端島など強制徴用された施設を含む施設の登録を勧告したという。
韓国外交部は3日、国会北東アジア歴史歪曲対策特別委員会の全体会議で日本が登録申請した「明治日本の産業革命遺産群 九州・山口と関連地域」の施設現況を報告した。
報告によると、23の施設のうち、7つの施設に5万7900人の朝鮮人が強制徴用され、94人が死亡・5名が行方不明になったという。
高島炭鉱に4万人が動員され、三池炭鉱・三池港に9200人、三菱長崎造船所に4700人、端島炭鉱にも600人が強制動員された。
「地獄道」と呼ばれた端島地域の炭鉱への動員数は一番少なかったが、死亡者は28人おり、三池炭鉱・三池港の32人に続いて2番目に多かった。
世界遺産委員会はこれらの施設に対するイコモスの審査結果が勧告形態で、4月中旬頃公開されると、6月28日から7月8日までドイツ・ボンで開かれる第39回会議で登録可否を決定する。
韓国と日本を含め、投票権を持つ21カ国の代表が投票し、棄権した国を除いて3分の2を得票すれば文化遺産に登録される。
これに関して外交部のチョ・テヨル第2次官は、「すでにイコモスの韓国結果が出ている」とし、「公式確認できないが、非公式での確認だと6つの基準のうち1つでも合えば登録される」と述べた。
また今後の対応案について「登録決定撤回は難しい」とし、「韓国政府は多角的にイコモス委員たちと接触して、強制徴用という胸が痛む歴史のある施設を登録する世界遺産委員会で、我々の立場を強調していくつもりだ」と明かした。
さらに「委員国駐在の韓国大使館などで緊密に協力していくつもりだ」と述べた。
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