韓国繊維大手コーロンFM、世界最高水準の染色技術を持つ日本の小松精練と業務協約

韓国繊維大手コーロンファッションマテリアル（コーロンFM、代表:イ・ヘウン）は22日、世界最高水準の染色技術を持つと評価される小松精練（石川県能美市）と提携しグローバル市場攻略に乗り出すことを明かした。

　コーロンFMは去る21日、能美市内の小松精練本社でイ・ヘウン（李海雲）社長と小松精練の池田哲夫社長が技術協力および世界市場拡大に向けた包括的業務提携を締結した。両者は今回の協約により、2018年に合弁工場と販売法人を設立し、2020年に共同事業規模を5000万ドル（約60億円）まで拡大する。

　アウトドア、カジュアル衣料製品向けの生地の技術的な強みを生かした共同製品を開発し、市場を牽引していく計画だ。

　イ・ヘウン社長は「今回の提携で、技術、マーケティング、営業ノウハウを共有し、相互間の実質的援助により“Win-Win（ウィン・ウィン）”となることに期待している」と述べた。