国内の造船業者が高付加価値船として脚光を浴びているLNG船(液化天然ガス専用船)を建造するたびに、巨額のロイヤルティーを支払っていることが明らかになった。
 業界が16日明らかにしたところによると、国内3大造船業の現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋はメンブレイン型LNG船を1隻建造するたびに、受注額の5%程度をLNG船源泉技術を保有するフランスGTTに支払っている。最近の3社のLNG船1隻当たりの受注額が平均2億ドルという点を考慮すると、GTTに100億ウォン程度を技術使用料として支払っていることになる。3社のLNG船受注残量は100隻程度で、今後のロイヤルティー支払い額は1兆ウォンに達する見通しだ。

 サムスン重工業の関係者は「LNG船を受注量が増えれば国内業者のシェアは拡大するが、利益はフランスが得る」と話した。28カ月間に約1000人を投入し得た利益とGTTが動くことなく得た利益がほぼ同じだとして、国内で1日も早い技術開発が必要だと主張した。

 大宇造船側は「外部技術の用役費項目としてロイヤルティーも含まれるようだ」と話している。同社もサムスン重工業と同様、GTTへ受注額の約5%に相当するロイヤルティーを支払っているという。



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