15日に発行される大韓医院100周年記念切手=14日、ソウル(聯合)
15日に発行される大韓医院100周年記念切手=14日、ソウル(聯合)
ソウル大学病院が、前身となる大韓医院の設立100周年を記念して進めている事業の一環として、記念切手が15日に発行される。郵政事業本部が昨年、ソウル大学病院から切手発行の申請を受け、切手発行審議委員会が「歴史的に記念する重要な人物・事件の50周年・100周年記念行事」という規定に基づき、発行を決定した。
 これと関連し、民族問題研究所は、ソウル大学病院が進めている一連の事業について、「日本の植民統治美化」を理由に、同病院と情報通信部、郵政事業本部などに対する監査院の監査を請求している。同研究所はまた、切手の発行中止を求める仮処分申請を14日にソウル地裁に出している。

 郵政事業本部は、「大韓医院は国の文化財史跡に指定されており、医学近代化への寄与が大きいことから歴史的に重要な価値がある」と切手発行に踏み切った理由を説明している。キム・ジェホン切手チーム長は、韓国放送50周年、韓国鉄道100周年など、これまで切手を発行した歴史的な記念日は日本の植民地時代に起きたものだと認めながらも、「つらい歴史だからと隠すよりも、そのまま認めよりよい方向に克服していこうとの趣旨だと理解してほしい」と話している。


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