仁川空港に到着した19人=2日、永宗島(聯合)
仁川空港に到着した19人=2日、永宗島(聯合)
アフガニスタンの武装勢力タリバンから解放された韓国人の人質19人が、拉致から45日ぶりとなる2日午前6時35分ごろ、大韓航空便で仁川国際空港に到着した。アフガンでボランティア活動をするために7月13日に出国してからは51日を数えるが、大変な危機を乗り越え再び故国の地を踏みしめた。19人は先月28日、韓国政府とタリバンが直接交渉で解放に合意したことを受け、29日と30日に順次解放された。31日にアラブ首長国連邦のドバイに移動し1泊し、今月1日午後、仁川空港行きの航空機に乗った。
 19人は、人質家族の会の代表ら空港に迎えに出ていた家族と感激の再会を果たした後、簡単な記者会見を終え、京畿道安養市のセム安養病院に向かった。同じく人質に取られていたが先に解放され、国軍首都病院で治療を受けている女性2人とともに、セム安養病院に入院し精密検査を受ける。病院側は精密検査のほか、心的外傷後ストレス障害など精神的なショックから回復するには、少なくとも1~2週間かかるとみている。
京畿道・盆唐所在のセムムル教会に所属するボランティア活動参加者一行の23人は、7月19日にアフガンでカブールからカンダハルに向かう途中にタリバンに拉致された。このうち女性2人が先月13日に解放されたのに次いで、このたび残り19人も無事に帰国した。しかし、ペ・ヒョンギュ牧師とシム・ソンミンさんの男性2人は、それぞれ7月25日と31日にタリバンにより殺害された。

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