朴容晟新任大韓体育会長=19日、ソウル(聯合ニュース)
朴容晟新任大韓体育会長=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル19日聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)委員などを務め、国際スポーツの舞台で「外交官」として活躍してきた朴容晟(パク・ヨンソン)氏が、任期4年の大韓体育会長に選出された。
 8人が競った19日の会長選挙投票で、朴氏は総50票のうち26票を獲得、過半数の支持で当選した。同日午後に開かれる大韓オリンピック委員会(KOC)委員総会でも規定に従い委員長に推戴される予定で、朴氏は国内・国際舞台で韓国スポーツ界の代表を務めることになる。

 朴氏は1986年に大韓柔道協会会長を任されたのに続き、1995年には国際柔道連盟(IJF)会長に就任した。2002年にIOC委員に選出され、江原道・平昌の冬季五輪招致競争でも陣頭指揮を取った。2006年には企業不正に関連し13か月にわたりIOC委員資格が停止されたが、2007年4月に復権。同年9月にIJF会長職を辞退するとともにIOC委員も退いた。その後はスポーツと距離を置いていたものの、先ごろ「これまでの経験とネットワークを基に韓国スポーツの発展に貢献したい」と大韓体育会長選挙に出馬を表明した。

 選挙直後に記者会見を開いた朴氏は、「来年の今ごろ、約束通りに大韓体育会をきちんとまとめたということを実証できるようにする」と会長職に自信をみなぎらせた。

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