【ソウル3日聯合ニュース】政府は2012年から2015年まで段階的に強化される自動車の燃費・排出ガス規制に、米国式燃費基準と欧州式温室効果ガス排出基準のどちらか一方を適用することを決めた。青瓦台(大統領府)は3日、こうした内容の自動車燃費および温室効果ガス排出基準改善案を、李明博(イ・ミョンバク)大統領に報告、確定した。
 青瓦台関係者は聯合ニュースの電話取材に対し、米国基準と欧州基準の両方を導入するが、このうちどちらかを自動車メーカー側が選ぶ「選択型単一規制制度」を取ることで、企業負担の最小化を図るものだと説明した。
 2015年の燃費基準は1リットル当たり17キロメートル以上、温室効果ガス排出基準は1キロメートル当たり140グラム以下に決定した。この燃費基準は米国の目標値より高く、温室効果ガス排出基準は世界最高を誇る欧州連合(EU)の目標値にほぼ近い。青瓦台は、国内自動車消費形態と業界環境などを考慮し、2012年には最終目標基準の30%、2013年には605、2014年には80%と、段階的に規制水準を上げ、2015年に100%とすることにした。
 このほか、燃費・排出ガス基準の強化が自動車メーカーに衝撃を与えることがないよう、業界に対する積極的な支援策も示す計画だ。
 青瓦台と政府は5日に与党ハンナラ党と協議会を開き、こうした内容を骨子とした改善案を話し合った後、6日に李大統領の主宰で開かれるグリーン成長委員会で細部事項を確定、発表する予定だ。
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