EMP弾は、高エネルギーの電磁パルスを発生し、敵の電子機器システムを完全に無力化させる爆弾。米国は2010年を目標に、被害半径6.8キロメートルに達するEMP弾を開発中だ。
ADDは、1999年からの9年間におよぶ応用研究を終え、昨年9月からテスト開発に着手した。レーダーや航空機、防空システムなどを無力化でき、現代戦では重要な兵器と評価されるEMP弾を、敵の艦隊や飛行機に向け使用するおT、飛行機や艦隊は瞬間的に制御機能を失い墜落、または防御機能が作動しなくなる。有事にこの爆弾を北朝鮮の核またはミサイル基地付近の上空で使用すれば、基地内の電子機器システムが無力化できるとみられる。
韓国軍は、北朝鮮の核攻撃に備え、1000億ウォンを投入し、2014年までに軍基地と国家戦略施設にEMP防護システムを構築する計画だ。
一方、ADDは、EMP弾の開発とともに高出力マイクロ波(HPM)兵器も開発中だ。「e-爆弾」と呼ばれる同兵器は、20億ワットの電力を噴出し、半径約300メートル以内のすべての電子製品を破壊できる。
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