記者会見を行うシャープ在韓米軍司令官=14日、ニューヨーク(聯合ニュース)
記者会見を行うシャープ在韓米軍司令官=14日、ニューヨーク(聯合ニュース)
【ニューヨーク14日聯合ニュース】在韓米軍のシャープ司令官は14日の会見で、韓米ミサイル指針の改正問題について「韓国政府から要請は受けておらず、今すぐには検討する必要がないと考えている」と明らかにした。同問題を韓米安保協議会(SCM)で話し合う可能性を尋ねる質問に答えたもの。また、これは国務省が論議する事項で、問い合わせは国務省にするべきだと述べた。

 シャープ司令官は、韓米同盟は北朝鮮のどんな攻撃も防御できる確固としたものだと主張し、いかなる威嚇にも対処の準備は整っていると述べた。その上で、北朝鮮は核を利用した威嚇を中断し、非核化の約束を順守しなければならないと強調した。過去の韓米軍事演習は軍事的観点に焦点を合わせていたが、最近は北朝鮮の挑発の可能性に関する状況に備えていると説明した。特に、米国と韓国は北朝鮮のミサイルを迎撃することが可能で、陸上または海上からのいかなる攻撃も迅速かつ確実に撃退できるものと確信していると強く述べた。
 また、米国と周辺国は北朝鮮が非核化に向けた6カ国協議の席に再び着くよう促していると述べ、北朝鮮の核実験後に国連が決定した制裁措置を執行する作業が進められていると紹介した。
 先ごろ米国と韓国の主要機関のインターネットサイトを狙って行われた分散サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)の背後に北朝鮮がいるとの見方については、「攻撃の出どころの確認作業を進めており、まだ確認することはできない」と述べた。
 金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康悪化問題や北朝鮮の権力継承問題に関しては、北朝鮮内部の政治問題や情報関連事項は確認することができないと述べた。

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