チョン・ナムギュ死刑囚=(聯合ニュース)
チョン・ナムギュ死刑囚=(聯合ニュース)
【ソウル23日聯合ニュース】連続殺人などの罪で死刑が確定し服役中だったチョン・ナムギュ死刑囚(40)が21日午前6時35分ごろソウル拘置所で自殺しているのが見つかり、病院に搬送されたが、22日午前2時35分ごろ死亡した。
 法務部によると、チョン死刑囚は拘置所から支給されたビニール製のごみ袋をつなげ長さ100センチメートルほどのひもにし、独房内のテレビ台にかけ、首をつった。発見後すぐに拘置所外の病院に運ばれ応急措置を受けたが死亡した。
 遺書は発見されなかったが、個人用ノートに「現在、死刑を廃止する考えはないという。このごろ死刑制度問題が再び…」などとメモが残されていた。最近、児童に対する性暴力事件などを機に、死刑制度が社会的論争となっているという報道に接し、死刑執行に対する不安感などから自殺したものとみられる。
 チョン死刑囚は、2004年から約2年間、未成年者2人に性的ないたずらをはたらいた上で殺害したほか20代の女性を殺害するなど、25件の強盗傷害・殺人事件を起こした。13人を殺害し20人に重傷を負わせた罪で、2007年4月に死刑が確定された。
 国内では2005年から昨年まで、毎年受刑者16~17人が刑務所や拘置所内で自殺を図っている。ことしはチョン死刑囚を含め、8人が自ら命を絶った。2005年から現在までに自殺した受刑者は73人で、殺人犯が29人で最も多い。
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