【ソウル15日聯合ニュース】防衛事業庁は15日、韓国は航空母艦の建造能力を保有しており、駆逐艦など艦艇に搭載される戦闘・武装システムの国産化水準は95~98%に達すると評価した。
 同庁で開かれた艦艇技術先進化に関する討論会で、韓国の艦艇建造能力と技術水準を発表した。討論会には、海軍や韓国国防研究院、国防科学研究所、国防品質技術院、造船業者関係者など100人余りが出席した。
 防衛事業庁によると、韓国の造船技術は空母と潜水艦を独自に建造する能力を確保しているものの、艦艇の設計と搭載兵器システム能力はまだ不足している。
 先進国と比べた艦艇専門技術水準は、潜水艦の場合、船体と搭載武装技術は78%、戦闘システムは73%、生存性とシステム総合はそれぞれ68%、推進システムは62%などにとどまる。特にレーダーに探知されにくいステルス性は大きく劣っている。
 国内艦艇に搭載される戦闘システムの国産化水準は、昨年高速艦建造時の92.3%に続き、2012年の次期護衛艦では95.2%、2014年の次期上陸艦では95%に達すると見込まれている。対艦誘導弾の防衛・近接防衛システム、電子光学追跡システムなどは、ことしから2015年にかけ開発される。
 武装システムの国産化水準も2012年の次期護衛艦建造時には98%に達すると、防衛事業庁は説明した。しかし、潜水艦と水上艦に搭載されるソナーや水中放射雑音の低減技術、耐衝撃設計技術などは国産化水準が20%にすぎない。
 防衛事業庁は、ほとんどの艦艇は国内設計・建造が可能な水準だが、先進国に比べると技術レベルがまだ劣っているため、先進国をはじめとする産学研などとの技術協力が必要だと話す。特に韓国の艦艇輸出実績は2006年以降皆無で、艦艇技術先進化などを通じた輸出拡大案が講じられるべきだと強調した。


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