同製品は、フィルム状の発光ダイオード(LED)を液晶パネルのバックライト光源とする。LED素子の光を画面全体に均等に拡散させる新概念ナノスクリーンを採択しており、「フルLEDテレビの技術進化の神髄を見せる」と、LG電子は説明している。バックライト光源を1枚の薄いフィルムの形にしパネルに貼り付けることで、厚さ8.8ミリというスリムさとスタイリッシュなデザインを実現した。直下型フルLEDテレビとしては、世界最薄だ。
また、テレビ画面を最大288ブロックに分け(55インチ製品基準)、ブロックごとに繊細に明るさを調整する「局所輝度制御」技術で、業界最高水準のコントラスト比1000万対1を実現した。あわせて画面を1秒当たり480枚の速度で連続再生する「Trumotion 480ヘルツ(Hz)」技術も適用し、臨場感がありながら見やすい3D(3次元)映像を実現した。
LG電子は来月3日に独ベルリンで開幕する国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)でも、この製品を披露する予定だ。価格は55インチが990万ウォン(約70万円)台、47インチが610万ウォン台。
同社HE(ホームエンターテインメント)事業本部長の姜信益(カン・シンイク)社長は、LGならではの差別化された技術力とデザイン競争力を集約した最高級製品だとアピールし、革新的技術を取り入れた高級テレビ製品シリーズを相次ぎ披露し、世界のプレミアムテレビ市場をリードしていくと自信を示した。
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