アジアで1万ドルを超えた国は、統計が確定されていないニュージーランドを除くと、韓国を含むこれら7カ国・地域とカザフスタン(1万733ドル)、マレーシア(1万3493ドル)だけだった。
PPPベースのGDPは、全世界の物価と為替相場を同等と仮定した場合に商品を購入できる能力を示すもので、実質的な暮らしの水準を示す数値と評価される。
韓国のPPPベースの1人当たりGDPは、シンガポールの半分水準だが、日本との差は縮まっている。韓国は2000年には1万7219ドルで、2万5624ドルの日本と1.48倍の差があったが、昨年には1.16倍にまで縮めた。この勢いなら、2010年代半ばにはほぼ追いつく可能性もあると、専門家らは予想している。
世界2大経済大国に浮上した中国のPPPベースの1人当たりGDPは6914ドルで、韓国の4分の1水準に迫った。2000年には韓国の7分の1水準だったことを勘案すると、驚異的なスピードで追い上げていることになる。
一方、昨年のPPPベース総GDPは、人口大国の中国が9兆2281億ドルでアジアで圧倒的な1位を占め、日本(4兆1609億ドル)、インド(3兆8326億ドル)、韓国(1兆3666億ドル)、インドネシア(9599億ドル)の順だった。
企画財政部関係者は、「購買力ベースでGDPを換算すると、韓国も先進国水準とみることができる。それだけ、韓国民の生活水準が高いとも解釈できる」と話した。
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