G20首脳会合準備委員会は1日、G20首脳会合の準備状況を明らかにした。同委員会の李是衡(イ・シヒョン)行事企画団長は主に会場と宿所だけを行き来する各国首脳に韓国の文化遺産と歴史を自然に紹介できるよう、国立中央博物館をレセプションの会場に決めたと説明した。海外メディアの写真と映像を通じ、韓国の歴史を自然に海外に紹介できるメリットも期待できると述べた。政府はレセプション会場を同博物館の中央ホールを中心に3か所に設置する計画だ。
一方、G20首脳会合が質素で、実用的な会合となるよう準備を進める方針だ。
李団長は予算の効率的な使用に向け、企画段階から各種の資材と物品に対するリサイクル計画を立てたと述べた。照明、オーディオ関連の設備は新規製作を最小限に抑えるほか、テーブルや椅子など、新たに製作したものは首脳会合終了後も使用することを念頭に置いた。なかでもメーン会場で使用する大型円卓などは2012年に韓国で開催される核安全保障サミットで再利用することを積極的に検討している。
このほか、省エネルギーのため、会場の照明には発光ダイオード(LED)照明を使い、G20首脳会合準備委の共用車はソウル市が提供した電気自動車を利用する方針だ。
また、首脳らが観覧する文化公演は韓国的な美を生かし、普遍的な感動を与える内容となるよう準備する。李団長は「まだ企画案が確定していないが、韓国出身で世界的なレベルのアーティストが行う公演も検討している」と述べた。
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