【ソウル2日聯合ニュース】先月23日に発生した北朝鮮による延坪島砲撃の際、誤作動で本来の役割を果たせず問題となった韓国軍のAN/TPQ-37対砲レーダーが、これまでも度々故障を起こし、整備を受けていたことが分かった。
 国防部が2日に国会国防委員会所属議員に提出した資料によると、延坪島に配備された対砲レーダーは陸軍の支援を受け、海兵隊延坪部隊が2月から運営して以来、3度にわたり故障し、整備を受けた。延坪島に投入される前の昨年2月と3月にも故障を起こし、関連部品を交換していた。
 また、ことし2月に白リョン島に配備された同じ機種の対砲レーダーも、2度にわたり故障したほか、昨年2月に誤作動で整備を受けていた。
 同レーダーは1996年に4基、1998年に1基を米国から導入。延坪島と白リョン島にはそれぞれ1基ずつ配備されている。
 一方、軍当局は北朝鮮の延坪島砲撃以降、延坪島と白リョン島に最新の対砲レーダー「アーサー」を配備した。

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